【取材】飲食店がUber Eatsに出店したら儲かる?実際の店舗に聞いたリアルな売上事情!
Uber Eats(ウーバーイーツ)に店舗を加盟したいと思っても、公式サイトには具体的な情報が少なく、レストラン側の実情が見えにくいですよね。
そのため、手数料や初期費用、売上の詳細が不明で、加盟を躊躇している飲食店オーナーも多いのではないでしょうか?
そこで、今回はUber Eats(ウーバーイーツ)がが日本に上陸した2016年からレストランパートナーとして加盟している恵比寿ガパオ食堂さんの高橋朋也店長にお話を伺いました。
Uber Eats(ウーバーイーツ)に加盟した経緯や実際に儲かるのかなど包み隠さず教えていただきました。これからUber Eatsへの出店を検討している飲食店オーナーの方には、非常に参考になる情報が満載です!
店舗名 | 恵比寿ガパオ食堂 |
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住所 | 東京都渋谷区恵比寿南2-1-1恵比寿大森ビル2F |
営業時間 | ランチ11:30~15:00、ディナー18:00~23:30 |
HP | お店の予約はこちら Uber Eatsの注文はこちら |
- 47都道府県で出店可能!日本全国ほとんどのエリアで出店できる
- 初期費用・固定費が完全無料なのでリスクなし!
- 手数料は売上の35%ですがカード決済手数料や銀行振込手数料などは無料!
- 他のデリバリーサービスより注文数が断トツ1位!
- 公式サイトから申し込んで最短7日で営業開始できる
※申し込み後にUberの担当者が付くため、分からないことは気軽に聞くことができます。
Uber Eatsレストランパートナー「ガパオ食堂」さん
――こんにちは!では、本日はUber Eats(ウーバーイーツ)のレストランについてお話を伺わせて頂きますので、よろしくお願いします。
よろしくお願いします!
――恵比寿ガパオ食堂は2013年にオープンしたんですよね?1店舗目ですか?
2007年に青山にオープンしたのが最初ですね。恵比寿は2店舗目で、その後に渋谷の桜ケ丘に3店舗目がオープンしました。
――レストランをオープンさせた経緯を教えてください。
タイ料理屋さんをやりたいという話になったのですが、コックがいなかったのでmixiで募集したら、めちゃくちゃ腕のいいコックと出会って、それから始めた感じですね。
――mixi懐かしい(笑) 2007年頃はmixi流行ってましたもんね。そのコックさんは今もどこかの店舗にいるんですか?
恵比寿のお店で働いていますよ!
――人気メニューはお店の名前にもなっているガパオごはんですよね?
そうですね。メインはチキンのガパオごはんですが、その他にもポーク、ビーフ、シーフードがあります。
――シーフードのガパオごはんって珍しいですね!
エビ、イカ、貝が入っています。美味しいですよ!
※申し込み後にUberの担当者が付くため、分からないことは気軽に聞くことができます。(Uber Eatsレストラン公式ページ)
Uber Eatsレストランパートナーに店舗を加盟した経緯
――恵比寿ガパオ食堂さんはUber Eats(ウーバーイーツ)が日本でサービス開始した最初から加盟していますが、加盟した経緯は?
その当時、Uberのオフィスがうちのお店の近所だったんですよ。スタッフの人達がよくお店に来てくれて。
――それから仲良くなったのですか?
そうですね。Uberって書いたトレーナー来てお店に来てて、僕もUberのハイヤーを利用していたこともあって知ってたので、「カッコいいですね」とか言ってたら仲良くなって、それでUber Eatsをやるってときに声を掛けてもらった感じですね(笑)
――面白い流れですね!ということは、レストランがUber Eatsに参画する一般的な流れはよく分からないということですよね?
そうですね。分からないですね。
Uber Eatsに加盟する手数料や費用は?
――手数料以外でUber Eats(ウーバーイーツ)に支払っている費用はあるのですか?
ないですね。初期費用も月額費用もありません。
店舗で用意するのは料理を入れる容器くらいですね。
――Uber Eatsに掲載している料理の写真はUber Eatsのスタッフが撮りに来るんですか?
最初だけ撮りに来てくれます。
――新メニューをUber Eatsに掲載したいときはどうするんですか?
それはレストラン側で撮って、それをUber Eatsに送れば、Uber Eatsが掲載してくれます。
写真を載せられる点数が決まっているらしく、それを超えると追加料金がいくらかかかるみたいです。
――営業時間とかも店舗側で変えれないのですか?
それは変えられます。写真以外は基本いじれます。
――Uber Eatsの注文が入ったらどこに届くんですか?
Uber Eatsから支給されたiPadに届きます。
――では、流れとしてはオーダーが入ったらiPadが「ピコーン」って鳴って、それから料理を作り始める感じですか?
そうですね。いや、「ピコーン」じゃなく「ピンポン」ですね。あ、正確には「ピンポーン」かな(笑)
――どっちでもいいです!笑
で、「ピンポーン」って鳴ったら料理を作り始めて、作り終わったら「ピックアップの準備完了」というボタンをタップすれば配達パートナーさんとのマッチングが始まります。
ですが、うちはUber Eatsに載せてるメニューにはすぐできるメニューしか載せていないので、「ピンポーン」って鳴ったらすぐに「準備完了」のボタンをタップしますね。
それから作っても十分に間に合いますから。
――ピークタイムとかでお店のオーダーが多くてUber Eatsの注文を受けれる状態じゃない場合はどうするんですか?
そういう時はオーダーをストップさせることもできますが、さっき言ったように、うちはすぐできるメニューしかないから止めたことないですね。
――Uber Eatsは時間帯によって配達予想時間が変わりますが、レストラン側で操作できるのですか?今忙しいから通常より10分遅らせるとか。
そういうのは多分できないんじゃないですか?僕はやったことないですね。
Uber Eatsレストランパートナーが支払う手数料については以下の記事に詳しく記載していますのでご覧ください。
Uber Eatsに出店したら儲かるの?
――オーダーが多い時間帯はいつですか?
やっぱりお昼が多いですね。ランチタイム。
――1日何食くらい出ますか?
50~100食くらいですね。
――それはすごいですね!平日と土日どっちが注文多いですか?
特にまんべんなくきますね。
でも、雨の日はいつもよりオーダーが少ないです。たぶん稼働している配達パートナーさんが少なくて、配達料金も時間も通常よりかかるからじゃないですかね。
――Uber Eats(ウーバーイーツ)の売上は店の売り上げの何%くらいでしょうか?
だいたい1/5くらいですね。多いときは1/4行くときもあります。
――すごいですね!25%ですか!
お店全体の売り上げが月に1,000万円あるとしたら250万円がUber Eatsのオーダーですからね。すごいですよね。
――Uber Eatsに出店する前にはなかった売上ですもんね。
Uber Eatsのお陰ですね!
――メリットしかないんじゃないですか?デメリットはありますか?
デメリットは特にないですね。Uber Eatsのために人件費掛けたということもないですし、出れば出るだけ利益になりますからね。
Uber Eatsのメリット・デメリットについては以下の記事に詳しく記載していますのでご覧ください。
――なにか気を付けていることやこだわりはありますか?
効果あるかは分からないですけど、容器のフタにアンパンマンとかケロッピとかのキャラクターのイラストと「コップンカー(タイ語でありがとう)」って文字を書いています。
――可愛いですね!でも1個1個手書きで大変じゃないですか?
楽しいですよ!今日は新しいキャラクター練習しようとか(笑)
――ポジティブ!得意なキャラクターはあるんですか?
スポンジボブですかね。逆にルパンは上手くいかなかったです(笑)
――では、上手いスポンジボブがきたら高橋店長が書いたということですね(笑)
Uber Eatsアプリ上の掲載順位を上位にする方法は?
――Uber Eats(ウーバーイーツ)アプリに載っているレストランの掲載順位を上位にする方法などはUber Eatsから聞かされているのでしょうか?
いや、聞いていないですね。
でも、どのくらいの時間で料理を作れるか最初に設定するんですけど、うちは最速にしてるんですね。それで、常に遅れずに早く用意していると配達予定時間が早くなるらしいですね。
――配達予定時間が早いと掲載順位が上位に来るので、とにかく遅れずに早く料理を用意することが重要ということですね。
そうですね。オーダーが入ったらiPadのボタン押すまで「ピンポーンピンポーン」って鳴り続けるんですが、なるべく早く押すようにしていますね。
Uber Eatsの店舗の売り上げを伸ばす方法については以下の記事に詳しく記載していますのでご覧ください。
※申し込み後にUberの担当者が付くため、分からないことは気軽に聞くことができます。(Uber Eatsレストラン公式ページ)
Uber Eats配達パートナーとレストランの関係
――Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーに気を付けてほしいこととかありますか?
そういうのはないですね。むしろうちは配達パートナーさんを大事にしようと思っていて。
たまに配達パートナーさんがレストランに「ちょっと待ってて!」と強く言われたり、冷たくあしらわれたという話を聞きますが、配達パートナーさんもお客さんと同じじゃないですか。料理を配達してくれるわけですしね。
――配達パートナーとしては嬉しいですね。
昨日も配達パートナーさんが友達連れて5~6人で食べに来てくれましたし、個室を貸し切りでランチ会を開催してもらったりしていますね。
あと、この今着ているお店のTシャツも配達パートナーさんが作ってくれたんですよ。
――えっ、そうなんですか!
NERIAMEさんというブランドなんですけど、副業でUber Eats配達パートナーやっていて、お店によく料理を受け取りに来てたんですね。いつもシャツがカッコよかったんで「カッコいいですね」って話してて、そこから「うちの制服作ってくれませんか?」ってお願いしました。
――なんか服から仲良くなりがちですね(笑)
あと、平日のランチタイムはお店の1階でお弁当を600円~販売しているのですが、Uber Eats配達パートナーは500円で購入できます!
――おー、それはありがたいですね!
ぜひ配達パートナーさんは食べてみてください!
Uber Eats配達パートナーの基本情報については以下の記事に詳しく記載していますのでご覧ください。
Uber Eatsレストランパートナー同士の交流は?
――ちなみに、Uber Eats(ウーバーイーツ)のレストランパートナー同士の交流とかはあるのですか?
そういうのはありませんが、でもこの前Uber Eats主催でレストランパートナーのイベントがありました。
高級ホテルのレストランで豪華な食事をご馳走になりました。
――そうなんですね。何人くらい来たのですか?
だいたい100人くらいですね。1レストラン2人までOKだったので50レストランくらい招待されたんですかね。
で、その時クイズ大会があったんですが、そこで僕優勝したんですよ!賞品でアップルウォッチ貰っちゃいました!
――おー、すごいですね!
あと、レストランの交流というわけではないんですが、たまにUber Eatsがレストランの店長さんとか呼んで意見交換とかやっていますね。座談会というか。
――そういうこともやっているんですね。
「こういう機能がアメリカのUber Eatsにはあるんですけどどう思いますか?使いやすいですか?」というようなことをレストランに聞く会みたいな感じですね。
――なるほど。では、最後にガパオ食堂さんの今後の予定などはありますか?
4店舗目を出したいですね。三軒茶屋か中目黒辺りに。
あと、Uber Eatsは実店舗がないゴーストレストランでも出店できるらしいので、個人的に出店したいですね。
――良いですね!住所もここで出来ますから家賃掛かりませんもんね。
はい。そのために今チーズの勉強しているので、社内で副業したいですね(笑)
――良いですね。Uber Eatsのお陰で色々と幅が広がりますね!では、本日は貴重なお話をありがとうございました!
ありがとうございました!
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