【比較】デリバリーバイトどこが稼げる?

Uber Eatsの売上が伸びない4つの原因は?今日からできる9つの改善策

『おいしいデリバリー』オガワ編集長
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

Uber Eats(ウーバーイーツ)に出店したものの、思ったほど注文が増えない。あるいは以前より落ちてきた。

そんな状態で止まっている飲食店は少なくありません。筆者も飲食店を経営しながらUber Eatsに出店し、加盟店の導入サポートを行ってきました。

そのうえで言えるのは、売上が伸びない原因は4つしかないということ。表示回数・注文率・客単価・リピート率のどれかです。

この記事のポイント
  • 売上は4要素の掛け算:表示回数・注文率・客単価・リピート率のどれが弱いかをまず特定する
  • 値付けの基準は店頭価格+25〜30%:「お店と同じ価格」が広がっても、全品を下げる必要はない
  • 表示順位は運用で上げられる:調理時間の短縮とオンライン率が効く
  • リピートは仕組みで作る:レビュー返信と特典で再注文率は23.2%高くなる
  • 売上の目安:取材4店舗ではUber Eats経由が全体売上の8〜25%を占めていた

この4つは掛け算の関係です。弱い1つを見つけて直せば、それだけで数字は動きます。

この記事では原因の特定から2026年の値付け、9つの打ち手までを順に整理しました。

読み終わるころには、今月あなたのお店が最初に手をつけるべきことが1つに絞れているはずです。

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Uber Eatsの売上が伸びない4つの原因

Uber Eats(ウーバーイーツ)の売上が伸びない原因は、突き詰めると4つに整理できます。表示回数・注文率・客単価・リピート率のどれかが低い状態です。

この4つは掛け算の関係にあります。1つがゼロに近ければ、他がどれだけ優秀でも売上は伸びません。

まずは下の表で、自店がどのタイプかを当てはめてみてください。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の売上を「表示回数×注文率×客単価×リピート率」に分解し3ステップで示した構造図
思い当たる症状弱い要素読むべきセクション
料理ジャンルで検索しても自店が出てこない表示回数①表示順位を上げる
表示はされるが店舗ページを見てもらえない注文率②注文率と客単価を上げる
注文は入るが1件あたりの金額が安い客単価②注文率と客単価を上げる
新規は来るが2回目の注文がないリピート率③リピート率を上げる

複数当てはまる場合は、表に近いものから順に手をつけるのが鉄則です。表示されていない店がメニューを磨いても意味がないからです。

まずアプリで自店が何番目に出るか確認する

表示回数が足りているかは、Uber Eats(ウーバーイーツ)の注文者用アプリで自店が何番目に出るかを見れば分かります。

このとき店名で検索してはいけません。店名で調べれば当然1番上に出るので、何の確認にもならないんですよね。

注文者は「カレー」「ラーメン」のように料理ジャンルで探します。その検索で何番目に出るかが、そのまま自店の露出量です。

表示順位のセルフチェック手順
  • 注文者用アプリを入れる: 店舗用の管理画面とは別に、注文者側のアプリで見る
  • 配達先を近隣に設定する: 自店から1〜2km離れた住所にする
  • 料理ジャンルで検索する: 「カレー」「ラーメン」など、店名では検索しない
  • 何番目に出るか数える: 1画面目に出てこなければ露出が足りていない

時間帯によっても順位は変わります。ランチとディナー、それぞれで確認してみてください。

マネージャーの実績タブで弱点を数字で見る

注文率・客単価・リピート率の弱点は、Uber Eatsマネージャーの「実績」タブを開けば数字で確認できます。感覚ではなく数字で見るのが大事です。

見るべき指標は次の4つ。前月との比較でチェックすると変化が分かりやすくなります。

見る数字分かる要素判断の目安
店舗ページの閲覧数表示回数前月比で減っていれば露出の問題
閲覧数に対する注文数注文率低ければ店名・写真・価格に原因がある
平均注文金額客単価1,000円を切っていればメニュー設計を見直す
リピーターの注文比率リピート率新規ばかりなら初回対応に課題がある

利益が残っているか不安なら、「Uber Eatsの出店で利益は出る?収益モデル」で構造から確認できます。

配達員に敬遠される店は売上が落ちていく

4つの原因のどれにも当てはまらないのに伸びない店は、配達パートナーから敬遠されている可能性があります。2017年から配達パートナーとして現場を見てきて、確信していることです。

受け渡しに時間がかかる店は、配達員のあいだで確実に覚えられます。長いときは10分ほど待たされる店もありますね。

そして待たされた店は、次から受注を避けられます。売上への跳ね返り方は次のとおりです。

Uber Eats(ウーバーイーツ)で配達員に敬遠された店の売上が下がる悪循環を示した連鎖図
ピック待ちが発生する

配達員が店に着いても商品ができていない状態です。長いときは10分ほど待つことになります。

配達員から避けられる

待たされた店の名前は覚えられます。次からリクエストが来ても受けない配達員が増えていきます。

配達時間の表示が伸びる

マッチングに時間がかかるぶん、アプリ上の到着予定時間が長く表示されるようになります。

注文が減り順位も下がる

注文者から「届くのが遅い店」として避けられます。表示順位にも影響し、露出そのものが減ります。

店側からは見えにくいのですが、この連鎖は静かに進みます。心当たりがないか、下のチェックで確認してみてください。

配達員に敬遠されやすい店の共通点
  • 設定した準備時間より、実際の調理が明らかに遅い
  • 商品の受け渡し場所が分かりにくく、店内で迷う
  • 待機スペースがなく、店の外で待たされる
  • 声をかけても厨房から反応が返ってこない

受け渡し口に「Uber Eatsの商品はこちら」と紙を1枚貼るだけでも、待ち時間はかなり短くなりますよ。

「お店と同じ価格」に合わせるべき?2026年の値付け

「お店と同じ価格」が広がっても、値付けの基準は店頭価格+25〜30%のままで問題ありません。全品を下げる必要はないんです。

Uber Eats(ウーバーイーツ)は2026年3月20日、アプリ上の価格を実店舗と同じにする取り組みを始めました。対象は全国約1万8千店舗です。

ガストや松屋などの大手が並びますが、それに合わせて自店も全品を下げると利益が消えます。下げるのは主力の数品だけで十分です。

メモ

とはいえ注文者の価格感度は確実に上がっています。2026年2月からUber One会員の配達手数料とサービス料が0円になり、「Uber Eatsが送料もサービス料も無料に」の状態が広がったためです。送料がない分、料理代の差がそのまま比べられます。

上乗せは25〜30%が基準!50%増しは選ばれない

デリバリー価格は、店頭価格の30%増し前後が相場です。加盟店を見ていると、この水準に落ち着いている店が多いですね。

理由はコスト構造にあります。Uber Eats(ウーバーイーツ)の手数料35%に容器代を足すと、コストは売上の40%を超えるんです。

容器・箸・袋は1注文あたり40〜105円かかります。とくに汁物は中蓋が必要なぶん高くつきます。

項目金額
実店舗の商品価格1,000円
容器・箸・袋代(カレー容器の場合)50円
小計1,050円
25%上乗せしたデリバリー価格1,310円
Uber Eats(ウーバーイーツ)のデリバリー価格を上乗せ0%・25%・50%で比較し利益と選ばれやすさの違いを示した図

1,000円の商品なら1,310円。店頭から見ると約30%増しで、相場ともぴったり重なります。

ただし50%増しまで上げると割高感が伝わり、選ばれにくくなります

上乗せは30%前後まで。手数料35%の内訳と利益が残る価格の決め方は「Uber Eatsの手数料は店舗側いくら?35%の内訳と価格設計」で計算式まで解説しています。

値下げ分はUber Eatsが負担してくれる

店頭価格に近づけたいなら、Uber Eats(ウーバーイーツ)の「店頭価格オファーキャンペーン」を使う手があります。

値下げした分の一部をUber Eatsが負担してくれる仕組みです。自腹を切って値下げする必要はありません。

2026年3月に募集された回では、次の2プランが用意されていました。

プラン内容Uber Eatsの負担
オファー1人気10品を「店頭価格」に変更値下げ分の40%
オファー2人気5品を「30%OFF」に変更値下げ分の20%

オファー1を選んだ店舗には「店頭価格バッジ」が付き、アプリ内の広告枠にも掲載されます。適用期間は1か月から最大3か月の中から選ぶ形でした。

上の条件は2026年3月に募集された回のものです。募集は月ごとに行われており、内容が変わる場合があります。最新の条件はレストランサポート(r.jp@uber.com)に確認してください。

注文者向けのキャンペーン自体は、2026年8月時点でも毎月続いています。恒久的な制度ではないので、募集メールが届いたら早めに判断したいところです。

全品ではなく主力5〜10品だけ下げる

値下げするなら、全品ではなく主力の5〜10品に絞ります。全メニューを店頭価格にすると、Uber Eatsの手数料を引いた時点で利益が消えるからです。

選ぶ基準は原価率です。原価率が低く、調理も早い定番商品から下げると痛みが小さくて済みます。

商品ごとに上乗せ率を変えるのも有効ですよ。全商品を一律にする必要はありません。

商品タイプ別の上乗せ率の考え方
  • 定番の人気商品は20%程度に抑える
    原価率が低く調理も早い商品は、価格を抑えて集客役にします
  • 手間のかかる商品は35%程度まで厚くする
    調理に時間がかかる商品や原価率の高い商品は上乗せを増やします
  • 迷ったら一律25%で始める
    運用しながらプロモーション機能で調整していけば十分です

ベース価格は25%上乗せで設定しておき、売りたい商品だけ割引をかける。この形がいちばん運用しやすいです。

値上げは注文者に伝わりやすいですが、割引はむしろ喜ばれます。あとから下げられる余地を残しておくのが、価格設定で失敗しないコツですね。

2026年の値付け、結論
  • 基準は変えなくていい:店頭価格+25〜30%の上乗せが引き続き目安
  • 50%増しは避ける:割高感が伝わり、一覧で他店に流れる
  • 下げるのは主力5〜10品だけ:原価率が低く、調理も早い定番から選ぶ
  • Uber Eatsの負担を使う:店頭価格オファーなら値下げ分の一部を負担してもらえる
  • 割引はあとから足す:ベースは25%上乗せにして、プロモーションで調整する

①Uber Eatsで表示順位を上げて「見つけてもらう」

Uber Eats(ウーバーイーツ)で表示順位を上げるのに、特別な費用は要りません。運用を変えるだけで露出は増やせます。

配達の現場を知る立場として言えば、順位に効くのは「速さ」「稼働時間の長さ」「評価」の3つです。

この3つを押さえる方法と、足りない露出を買う手段をあわせて紹介します。どれも今日中に着手できるものばかりですよ。

調理時間を短くして配達時間表示を縮める

料理完成時間を短く設定すると、アプリ上の配達時間表示が縮んで上位に出やすくなります。

Uber Eatsが表示する配達時間は、料理完成時間+配達時間で計算されるためです。

注文者の多くは「すぐ届く店」を選びます。完成時間の短縮は、露出と注文率の両方に効くんですよね。

完成時間を短くするための工夫
  • デリバリー向けメニューを厳選する:時間のかかる料理は出さず、盛り付けだけで済むものを中心にする
  • 即時提供型メニューを増やす:丼もの・カレー・パスタなど、温めてすぐ出せるものを充実させる
  • 仕込み済みの副菜を用意する:事前に調理したサラダやデリを常備し、盛り付けだけで出せるようにする

設定はUber Eatsマネージャーから3ステップで変更できます。

マネージャーにログイン

店舗用の管理画面「Uber Eatsマネージャー」にログインします。

「設定」→「準備時間」を開く

画面左側のメニューから「設定」を選び、「準備時間」を開きます。

平均時間を入力する

「料理完成までの平均時間」を設定します。まずは短めから始め、運用しながら調整しましょう。

Uber Eats(ウーバーイーツ)マネージャー料理完成時間の設定方法
メモ

筆者の店舗では0分に設定していますが、配達員を待たせることはほぼありません。ランチタイムなど混む時間帯は「さらに追加する」から時間帯別に設定できます。

営業時間は実店舗と切り離して広げる

Uber Eats(ウーバーイーツ)の営業時間は、実店舗と同じにする必要はありません。

アイドルタイムや閉店後の1時間を稼働させるだけで、これまで拾えていなかった注文が入ります。

実際、営業終了後にUber Eatsを1時間延長して売上が10%アップした店舗もあります。

狙い目の営業時間
  • アイドルタイム(14〜18時):丼もの・カレーなど手間のかからない商品だけで運用する
  • 開店前の30分〜1時間:仕込みが終わっていれば、店を開ける前から受注できる
  • 深夜・早朝:競合が少なく、1件あたりの単価も上がりやすい

時間帯ごとに提供メニューを切り替える機能もあるんです。スタッフが少ない時間でも無理なく回せますよ。

店内を優先しつつ空き時間だけ配達に回す運用は、「店内優先で空き時間を売上に!ラーメンタローの運用術」が参考になるはずです。

Eats厳選バッジを取って優先表示を狙う

Eats厳選は、Uber Eats(ウーバーイーツ)が定めた基準を満たした店舗にだけ付くバッジです。

過去90日間の実績で判定され、毎月1日に付与されます。対象は登録から90日以上経過している店舗です。

評価項目獲得基準
レビュー評価4.7以上
オンライン率85%以上
完了した注文件数月40件以上
商品の入れ忘れ・入れ間違い1%未満
不成立となった注文1%未満

Uber Eatsの公表によると、Eats厳選の店舗は売上が平均で6%高いとのこと。申請は不要で、費用もかかりません。

Eats厳選バッジが付くと得られるもの
  • 店名の横に緑のバッジが表示され、信頼されやすくなる
  • アプリ内で優先的に表示される
  • 特集ページやバナーに掲載されるチャンスが増える

獲得状況はマネージャーの「実績」タブから確認できます。基準を1つでも下回るとバッジは外れるので、月に一度は達成度をチェックしてください。

条件ごとの詳しい中身は「Uber Eatsの「Eats厳選」とは?バッジを獲得する5つの条件」にまとめています。

足りない露出はリスティング広告で買う

運用を改善しても露出が足りないときは、リスティング広告で買う方法があります。

アプリのトップページや検索結果に「スポンサー」として優先表示される広告です。

クリック課金制なので、表示されただけでは費用が発生しません。少額から試せるのが利点です。

リスティング広告が向いている店
  • 出店したばかりの店: 実績が少なく、まだ上位に出られない
  • 競合が多いエリアの店: 一覧に埋もれて見つけてもらえない
  • ジャンルで勝負したい店: 「カレー」など特定の検索で上位に出たい

まずは少額から始めて、マネージャーで効果を見るのがおすすめ。設定手順や予算の決め方は「Uber Eatsのマーケティング機能を解説!リスティング広告とプロモーションの活用法」で解説しています。

「見つけてもらう」ためにやること
  • 調理時間を短くする:配達時間の表示が縮み、上位に出やすくなる
  • 営業時間を広げる:アイドルタイムと閉店後1時間で売上機会が増える
  • Eats厳選を狙う:バッジを持つ店舗の売上は平均で6%高い
  • 足りない露出は広告で買う:クリック課金なので少額から試せる
最短7日で営業開始!

※難しい準備や機材は不要。すぐに始められます。(Uber Eats店舗向け公式ページ

②注文率と客単価を上げて「選んでもらう」

Uber Eats(ウーバーイーツ)の一覧画面で注文者に見えているのは、店名・トップ画像・配達時間の3つだけです。

注文者の立場で見ると、この3つで落ちた店のページは、そもそも開かれないんですよね。

どれだけ料理が良くても、一覧で選ばれなければ勝負にすらなりません。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の一覧画面で注文者に見えている店名・トップ画像・配達時間の3要素を示した図

店名とトップ画像で「何の店か」を一瞬で伝える

店名は「料理ジャンル+特徴」を20文字以内でまとめるのが基本です。料理名を冒頭に入れると、ひと目で伝わるうえ検索結果にも出やすくなります。

800回頼んできて、店名だけでスルーした店は数え切れません。

「Kitchen ABC」「Dining Bar ABC」のように屋号だけの店名だと、何が食べられるのか分かりません。指が止まらないまま、そのまま通り過ぎてしまうんですよね。

Uber Eats(ウーバーイーツ)店名とトップ写真を工夫する
入れたい要素具体例
料理ジャンルラーメン、ハンバーガー、カレー
料理の特徴手打ちパスタ、無添加、スパイス
店舗の特徴老舗、専門店、ミシュラン掲載店
お得情報ご飯大盛り無料、毎日割引
Uber Eats(ウーバーイーツ)の店舗の店名を付けるポイント

トップ画像は看板メニューを大きく写す

トップ画像は、店名を読まずに写真だけで注文を決める人に効きます。出来がそのまま注文率に直結します。

選ばれるトップ画像の3条件
  • 看板メニューを大きく写す:自慢の一品を画面いっぱいに配置して印象づける
  • 盛り付けと彩りを工夫する:鮮やかな色使いにすると、より美味しそうに見える
  • 自然光で撮影する:明るい窓際で撮ると、料理が新鮮に映る
Uber Eats(ウーバーイーツ)の店舗のトップ写真のポイント

店名は店舗側で編集できません。変更したいときはレストランサポート(r.jp@uber.com)に依頼しましょう。写真はUber Eatsの撮影代行サービスも使えます(メニュー写真15枚で13,000円)。

オプションとサイドで客単価を引き上げる

客単価を上げる近道は、メイン1品で注文を完結させないことです。オプションとサイドで組み立てさせます。

たとえばメインが900円でも、トッピングを用意しておけば1,200円まで自然に伸ばせるんですよね。

注文単価アップの組み立て例
  • メイン: 唐揚げ定食 900円
  • オプション: ご飯大盛り+150円、卵焼き+150円
  • 合計: 1,200円

トッピング・サラダ・ドリンク・デザートは、有料無料を問わず積極的に用意しておきましょう。選択肢が増えるぶん満足度も上がります。

説明文は最初の34文字で決まる

メニューの説明文は、一覧画面で最初の34文字しか表示されません。ここにキャッチコピーを置くのが鉄則です。

「常連さん人気No.1!特製味噌ラーメン」「A5ランク和牛100%使用の贅沢ハンバーグ」。こうして数字や固有名詞を入れると、味が想像しやすくなりますよ。

カテゴリー分けや表示順まで含めたメニュー設計は「Uber Eatsで売上倍増!今すぐ使えるメニュー構成の6つのコツ」にまとめています。

プロモーションで「あと一押し」をつくる

店舗ページは見られているのに注文されない。その状態は価格ではなく、決め手が足りていないだけです。

Uber Eats(ウーバーイーツ)のプロモーション機能を使えば、割引や無料商品の提供を予算に応じて設定できます。一覧画面でも目立つようになりますよ。

どれを選ぶかは、自店の課題によって変わります。

自店の課題おすすめの施策ねらい
新規客を増やしたい1つ頼むと1つ無料お得感が大きく、初回の後押しになる
注文数を底上げしたいメニュー商品の割引20〜75%の範囲で気軽に設定できる
客単価を上げたい注文金額が上がるほどお得「あと1品」を足す動機になる
コストを抑えたい注文に対して無料商品を提供原価の低いサイドで満足度を上げられる
Uber Eats(ウーバーイーツ)のプロモーション-1つ頼むと1つ無料

「1つ頼むと1つ無料」はインパクトが大きいぶん、割引額も大きくなります。利益率の高い商品を選ぶか、新規客限定にするのが安全です。

無料で提供する商品は、最低注文金額の10%以上の価格に設定すると効果的です。最低注文金額が2,000円なら、200円以上の商品を選びましょう。

リスティング広告とプロモーションの使い分け
  • 閲覧数が伸びないなら広告
    そもそも見つけてもらえていない状態です。リスティング広告で露出を買います
  • 閲覧数はあるのに注文がないならプロモーション
    決め手が足りていない状態です。割引や無料商品で背中を押します
  • 単価が低いなら金額連動型
    「注文金額が上がるほどお得」で、あと1品の追加を促します
  • いちばん効くのは併用
    広告で見つけてもらい、プロモーションで注文を後押しする流れをつくります

③リピート率を上げて「また頼んでもらう」

Uber Eats(ウーバーイーツ)は、最初の3回の利用でその後のリピート有無が決まると言われています。

つまり初回客への対応が、そのまま翌月以降の売上を左右するわけです。

ここは根性論ではなく、仕組みで回すのが正解ですね。

レビュー返信は自動返信で仕組み化する

すべてのレビューに手作業で返信するのは現実的ではありません。Uber Eatsの自動返信機能を使えば、評価帯ごとに用意した文面が自動で送られます。

Uber Eatsのデータでは、返信と特典を受け取ったユーザーの再注文率は23.2%高いという結果が出ました。

設定はマネージャーから4ステップで完了します。

自動返信の管理を開く

マネージャーで「実績」→「フィードバック」→「レビュー」→「自動返信の管理」と進みます。

対象の評価を選ぶ

☆1〜5のどの評価に返信するかを決めます。☆1〜2、☆3〜4、☆5の3通りに分けるのがおすすめです。

利用者のタイプを選ぶ

新規注文者かリピーターかを指定します。最低注文金額での絞り込みも可能です。

メッセージと特典を設定

返信文を作成します。任意で400円〜4,200円の割引特典を付けられます。

Uber Eats(ウーバーイーツ)店舗の自動返信文の作成画面

返信文に迷ったら、次の3パターンをそのまま使ってみてください。

評価別の返信メッセージ例
  • ☆1〜2: この度は貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございます。ご期待に沿えず大変申し訳ございませんでした。いただいたお声を真摯に受け止め、改善に努めてまいります。
  • ☆3〜4: この度は【店舗名】をご利用いただきありがとうございます。これからもご満足いただけるよう日々改善してまいります。またのご利用を心よりお待ちしております。
  • ☆5: 嬉しいレビューをありがとうございます!ご満足いただけたとのこと、大変光栄です。今後も喜んでいただける料理をお届けできるよう努めてまいります。

初回注文のユーザーには、返信と一緒に次回400円OFFの特典を付けると再注文につながります。

ただし特典の費用は店舗側の負担です。全員に配るのではなく、新規客に絞って使いましょう。

チラシ同梱で実店舗への来店につなげる

Uber Eats(ウーバーイーツ)では、配達する商品に店舗オリジナルのチラシやカードを同封できます。

デリバリーで知ってもらった客を、実店舗やテイクアウトへ送客できるのが大きいんですよね。手数料のかからないチャネルに移せます。

チラシに入れたい4つの要素
  • 実店舗の情報
    住所・電話番号・営業時間・アクセス方法を載せて来店のきっかけをつくります
  • 店のこだわり
    食材の産地や料理への想いを簡潔に伝え、ブランドイメージを強化します
  • SNSのQRコード
    InstagramやXへ誘導し、継続的に情報を届けられる状態をつくります
  • 限定クーポン
    「このチラシ持参で〇〇円OFF」など、来店を促す特典を付けます

容器のフタに「Thank you」と手書きメッセージを添えるのも効果的です。手書きを始めてからレビューが増えた店舗もあります。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の容器にThank youメッセージを書く

デリバリーから実店舗への来店につながった例は、「Uber Eats加盟で広がった認知と来店効果」の取材記事で紹介しています。

Uber Eats経由の売上はいくら?取材4店舗の実例

Uber Eats(ウーバーイーツ)経由でどれくらいの売上になるのか。目標を立てるうえで、ここは気になるところですよね。

これまで4店舗の加盟店を取材してきて分かったのは、Uber Eats経由の売上は全体の8〜25%に収まるということです。

これだけ幅があるのは、店のジャンルとデリバリーの使い方が違うからなんですよね。

店舗名ジャンル売上比率1日の注文数デリバリーの使い方
恵比寿ガパオ食堂タイ料理20〜25%50〜100件ワンプレートで回転を上げる
かばのおうどんうどん約20%非公開無添加と独自サービスで差別化する
ラーメンタローラーメン10〜15%非公開アイドルタイムと夏場の落ち込みを埋める
with PADDYメキシカン約8%約10件新規層を開拓し実店舗へ送客する

比率が高い店ほど優れている、という話ではありません。8%の店にも、そこにしかない狙いがあります。

恵比寿ガパオ食堂|平日でも1日50〜100件

東京・恵比寿のタイ料理専門店「恵比寿ガパオ食堂」は、Uber Eatsの日本上陸初期から出店している老舗の加盟店です。

取材時のデータでは、平日でも1日あたり50〜100件の注文が入る日が多いとのことでした。

項目数値
1日あたりの注文件数(平日)50〜100件
全体売上に占めるUber Eats比率約20〜25%
1日あたりの売上(試算)7万5,000円〜15万円
月間売上(試算)約225万〜450万円
試算の条件
  • 注文単価: 1件1,500円と仮定
  • 稼働日数: 月30日で計算
  • 変動要因: 天候・需要変動・プロモーションの有無で上下する

看板の「ガパオライス」は、デリバリー前提で設計された高回転型の商品です。盛り付けだけで完成するため、調理時間を最短に設定できています。

メニューを絞り込んだことが、そのまま掲載順位の高さにつながっているわけですね。

ポイント

注文が鳴った瞬間に「準備完了」を押し、マッチングを早める手法もあります。ただしメニューを絞り切り、即座に提供できる前提があって成立する戦術です。真似すると配達員を待たせることになるので注意してください。

高橋朋也さん(ガパオ食堂統括マネージャー/恵比寿ガパオ食堂店長/日本ソムリエ協会認定ソムリエ)
高橋朋也さん(ガパオ食堂統括マネージャー/恵比寿ガパオ食堂店長/日本ソムリエ協会認定ソムリエ)

インタビューの全文は「飲食店がUber Eatsに出店したら儲かる?実際の店舗に聞いたリアルな売上事情」でご覧いただけます。

売上比率8%の店も「儲かっている」理由

売上比率が8%でも、利益はしっかり残ります。Uber Eats(ウーバーイーツ)の売上は、追加の固定費をほとんど伴わないからです。

家賃も人件費もすでに払っている状態に上乗せされるため、増えた売上がそのまま営業利益の改善につながります

残り3店舗も、それぞれ違う狙いでデリバリーを使っていました。

3店舗のデリバリーの使い方
  • かばのおうどん(約20%):無添加へのこだわりと独自サービスで差別化し、リピーターを増やしている
  • ラーメンタロー(10〜15%):アイドルタイムと、店内が落ち込む夏場の需要を埋めている
  • with PADDY(約8%):ヘルシー志向の新規層にリーチし、実店舗への来店にもつなげている

比率だけを追うと見誤ります。自店にとってデリバリーが何を埋める役割なのかを先に決めることが大事なんです。

無添加うどん店の試行錯誤は「無添加うどん店が語るUber Eats活用術」で詳しく聞いています。

成果が出ている店の4つの共通点

取材した4店舗を振り返ると、成果を出している店には共通点がありました。特別な設備でも人員でもありません。

売上を伸ばしている加盟店の共通点
  • デリバリー専用の高回転メニューがある
    盛り付けだけで出せる商品を軸にして、調理時間を最短に保っています
  • 既存スタッフの空き時間で回している
    追加の人件費をかけないので、増えた売上がそのまま利益になります
  • 届いた瞬間の体験を作り込んでいる
    スープを多めに入れる、紙袋をビニールで二重に包む、手書きのイラストを添えるといった工夫をしています
  • 配達パートナーを味方につけている
    配送品質を担うパートナーと位置づけ、待たせない工夫と気配りを続けています

とくに見落とされがちなのが4つ目です。配達パートナーに冷たい水を出す、丁寧に挨拶する。

それだけで配送トラブルは減り、記事の前半で触れた悪循環も避けられます。

ポイント

逆に、あえて販促を絞る判断もあります。デリバリーの負荷で店内の体験が落ちれば、長い目で見て損をするからです。ラーメンタローは店内クオリティを最優先し、キャンペーンへの参加を意図的に抑えていました。

Uber Eatsの売上に関するよくある質問

Uber Eats(ウーバーイーツ)の売上について、加盟店からよく寄せられる質問をまとめました。

Q
施策を始めてから売上が伸びるまでどれくらいかかりますか?

設定変更はすぐ反映されますが、表示順位は過去90日間の実績で判定されるため、体感できるまで1〜3か月ほどかかります。調理時間の短縮とプロモーションは比較的早く数字に出ます。

Q
手数料35%を価格に上乗せしても売上は伸びますか?

上乗せが25〜30%までなら大きな影響はありません。ただし50%増しまで上げると割高感が伝わり、選ばれにくくなります。上乗せは30%前後までに抑えてください。

Q
プロモーションはずっと実施し続けるべきですか?

常に何かしら実施している状態が理想です。一覧画面で目立ちやすくなるためです。ただし利益率の低い商品で続けると赤字になるので、対象商品と期間は定期的に見直しましょう。

Q
評価が下がってEats厳選が外れた場合、元に戻せますか?

戻せます。Eats厳選は過去90日間の実績をもとに毎月1日に判定されるため、条件を満たし直せば何度でも付与されます。商品の入れ忘れと注文キャンセルを減らすのが近道です。

Q
他のデリバリーサービスにも出店したほうが売上は伸びますか?

販路が増えるぶん売上機会は増えます。ただし受注端末が増え、オペレーションは複雑になります。まずはUber Eatsの運用を安定させてから2社目を検討しましょう。各社の手数料は「フードデリバリー加盟4社の手数料・売上を徹底比較」で比べられます。

まとめ:Uber Eatsの売上改善は今月1つから

本記事では、Uber Eats(ウーバーイーツ)の売上が伸びない原因の見つけ方を解説しました。2026年の値付けと、9つの打ち手も紹介しています。

全部を一度にやる必要はありません。着手コストが低くて効果が早いものから順に手をつけてください。

施策着手コスト効果が出るまで
1調理時間(準備時間)を短くする無料・5分数日〜
2営業時間を実店舗と切り離して広げる無料・5分数日〜
3オプション・サイドを追加する無料・30分即日〜
4レビューの自動返信を設定する無料・30分1か月〜
5店名とトップ画像を見直す無料〜13,000円1〜2週間
6プロモーションを1つ走らせる割引の原資即日〜
7主力商品の価格と上乗せ率を決める利益率が下がる1〜2週間
8チラシ・メッセージを同梱する印刷費1か月〜
9リスティング広告を出す広告費即日〜
Uber Eats(ウーバーイーツ)の売上を伸ばす9つの施策を着手コストと効果の早さで分類した優先順位マトリクス
今日中にできること
  • 準備時間を短く設定し直す
    マネージャーの「設定」→「準備時間」から5分で変更できます
  • 営業時間をアイドルタイムまで広げる
    14〜18時を手間のかからない商品だけで稼働させます
  • レビューの自動返信を設定する
    評価帯ごとに定型文を用意すれば、以降は手を止めずに済みます
今月中にやること
  • 店名とトップ画像を見直す
    料理ジャンルが伝わるか、20文字以内に収まっているかを確認します
  • 主力商品の上乗せ率を決める
    定番は20%、手間のかかる商品は35%を目安に振り分けます
  • プロモーションを1つ走らせる
    利益率の高い商品で試し、マネージャーで効果を確認します

Uber Eatsは月額の固定費がかからず、注文が入らなければ費用も発生しません。設定を変えるだけで数字が動く余地は、まだ残っているはずです。

まずは1つだけ。準備時間の見直しから始めてみてください。

まずは無料で始めよう

※途中でやめたくなっても、固定費がかからないので安心です。解約費用も一切発生しません。(Uber Eats店舗向け公式ページ

まだ出店していない場合は、「Uber Eatsに飲食店を出店するには?店舗登録の方法・始め方」から手順を確認できます。

Uber Eats店舗登録のメリット!
Uber Eats レストランパートナー募集

Uber Eatsなら、初期費用・月額固定費ゼロでリスクなくデリバリー販売をスタートできます。登録後は専任のサポート付きで、はじめての方でも安心です。

  • 初期費用・月額固定費ゼロ!売れた分だけ手数料(35%)で安心
  • 全国47都道府県対応!どこからでも販売スタート可能
  • 圧倒的な注文数!集客力が高く、売上アップが期待できる
  • 登録から最短7日で営業開始!スピーディーに始められる
  • カード・振込手数料も無料!運営コストも明瞭
  • サポート体制も充実!担当者がチャットや電話でフォロー

使わなくてもコストはかからないので、まずは無料で登録して、気軽に始めてみてください。

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執筆・監修者プロフィール
小川 智之
小川 智之
株式会社AMO 代表取締役
2017年運営開始のフードデリバリー専門メディア『おいしいデリバリー』編集長。Uber Eatsなどでの配達経験・累計800回以上の注文経験・デリバリー専門店の運営を通じて、「注文者・配達員・店舗」の3つの視点から情報を発信しています。
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