【飲食店向け】Uber Eats加盟店ガイド

【飲食店向け】フードデリバリー加盟5社の手数料・売上を徹底比較!おすすめは?

飲食店必見!フードデリバリー大手4社の出店手数料や売上を比較
『おいしいデリバリー』オガワ編集長
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

フードデリバリーの導入を考えているけど、「どのサービスが自分のお店に合っているんだろう?」と迷っていませんか?

実は、フードデリバリーはサービスごとに手数料や売上の傾向が大きく異なり、選び方を間違えると「思ったより利益が出なかった…」というケースも少なくありません。

そこでこの記事では、主要なフードデリバリー5社を徹底比較。実際にサービスに加盟して運営している筆者(当サイト編集長)の実体験と、取材した飲食店のリアルな売上事例をもとに、各社の手数料や売上の違いを詳しく解説します。

この記事を最後まで読めば、あなたのお店に本当に合うサービスがわかり、導入で失敗しないための判断基準がしっかり身につくはずです。

ぜひ、この記事をお店の売上アップにお役立てください!

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Uber Eatsなら、初期費用・月額固定費ゼロでリスクなくデリバリー販売をスタートできます。登録後は専任のサポート付きで、はじめての方でも安心です。

  • 初期費用・月額固定費ゼロ!売れた分だけ手数料(35%)で安心
  • 全国47都道府県対応!どこからでも販売スタート可能
  • 圧倒的な注文数!集客力が高く、売上アップが期待できる
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  • カード・振込手数料も無料!運営コストも明瞭
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使わなくてもコストはかからないので、まずは無料で登録して、気軽に始めてみてください。

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結局どのフードデリバリーに加盟すべき?結論がわかる5社の比較早見表

時間がないオーナー様向けに、まずこの記事の結論をお伝えします。

フードデリバリーに加盟するなら、利用者数・注文件数が圧倒的に多く、売上の柱を作りやすいUber Eats(ウーバーイーツ)が最もおすすめです。

その上で、併用で売上を最大化したいならmenu(メニュー)、今すぐ売上を立てたいなら、積極的なキャンペーンを展開中のRocket Now(ロケットナウ)も有力な選択肢となります。

まずは以下の比較早見表で、各社の特徴と自店に合いそうなサービスはどれか、全体像を掴んでください。

サービス名手数料売上ポテンシャルこんなお店におすすめ
Uber Eats35%まずはデリバリーで確実に売上を作りたい(全ての店舗におすすめ)
出前館35%+決済手数料(最大3%)自社で配達スタッフがいる (チェーン店にもおすすめ)
menu(メニュー)35%とにかく手軽に販路を増やしたい (2社目の登録に最適)
Wolt30%利益率を最優先したい (人気店・高単価店向け)
Rocket Now35%すぐに売上を立てたいお店(売上ブースト)

ここからは、各社の手数料や実際の売上事例などを、さらに詳しく解説していきます。

フードデリバリー加盟店のコスト(手数料・初期費用)を比較

フードデリバリーを導入する上で、最も気になるのが「結局、費用はどれくらいかかるのか?」という点ですよね。

サービスごとに手数料入金サイクルが異なり、これはそのまま利益や資金繰りに直結します。

ここでは、加盟店が負担する主なコストを、主要5社で項目別に徹底比較します。

サービス名初期費用手数料入金サイクル
Uber Eats0円35%週1回
出前館0円35%+決済手数料(最大3%)月1回
menu0円35%月1回
Wolt0円30%月1回
Rocket Now0円35%月1回

初期費用を比較

フードデリバリーサービスの出店に掛かる初期費用を比較しました。

Uber Eats通常50,000円 → 期間限定0円
出前館通常20,000円 → 期間限定0円
menu通常50,000円 → 期間限定0円
Wolt0円
Rocket Now0円

上記の通り、現在はすべてのサービスで無料で出店可能です。

Wolt(ウォルト)とRocket Now(ロケットナウ)はもともと無料ですが、他の3社は「期間限定で無料」とされています。ただし、実際にはサービス開始当初から長期間0円が続いており、当面は無料で利用できると考えて問題ありません。

また、いずれのフードデリバリーサービスも月額費用は発生しません。

手数料を比較

どのフードデリバリーサービスでも、売上に応じて手数料が発生します。以下は、主要5社の手数料を比較した一覧です。

Uber Eats35%
出前館35%+決済手数料(最大3%)
menu35%
Wolt30%
Rocket Now35%

最も手数料が低いのは Wolt(ウォルト) の 30%です。

他のサービスはすべて35%となっていますが、出前館のみ、注文者がクレジットカードなどのキャッシュレス決済を利用した際の決済手数料(最大3%)が店舗側の負担になります。

そのため、実質的に最も手数料負担が大きいのは出前館となります。

タブレット端末レンタル費用を比較

フードデリバリーサービスの利用にはタブレット端末が必要です(一部のサービスではスマートフォンでも対応可能)。

タブレットは自分で用意することもできますが、各サービスからレンタルすることも可能です。

以下に主要5社のレンタル費用をまとめました。

Uber Eats22,500円
出前館Wi-Fi:月額1,200円
セルラー:月額2,000円
menuWi-Fi:15,000円
セルラー:19,000円+1,000円または売上の3%(上限1,100円)の少ない金額
WoltWi-Fi:33,000円(税抜)
セルラー:47,000円(税抜)

※Woltのみレンタルではなく購入になります。
Rocket Now無料(Wi-Fi、セルラー両方とも)

結論:タブレットは「自分で購入」がおすすめ

Rocket Now(ロケットナウ)は無料なのでレンタルしてもいいですが、その他のサービスではレンタルするより自分で購入するのがおすすめです。

というのも、Amazonなどで2万円前後から購入できるため、長期的に見てもレンタル料を払い続けるより断然お得だからです。

なお、購入する際は、メモリ4GB以上のモデルを選ぶのをおすすめします。

私も最初はコストを抑えるためにメモリ2GBのタブレットを使っていましたが、動作が重く、注文管理に時間がかかることがありました。4GBのモデルに買い替えてからはサクサク動くようになり、ストレスなく快適に使えています。

おすすめのタブレット

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入金サイクルを比較

フードデリバリーサービスの売上の入金サイクルを比較してみましょう。

Uber Eats週払い(月曜~日曜の売上が翌週火曜に入金)
出前館月払い(月末締め翌月27日払い)
menu月払い(月末締め翌月25日払い)
Wolt月払い(月末締め翌月6営業日払い)
Rocket Now月払い

Uber Eatsが圧倒的に早く、週払いで売上が翌週には振り込まれるため、資金繰りが非常にスムーズです。他社の月払いに比べて、入金サイクルが圧倒的に早く、現金の回転が早いことを意味し、経営の安心感につながります。

ちなみに、売上の入金にかかる振込手数料は以下の通りです。

振込手数料
  • Uber Eats(無料)
  • 出前館(3万円未満:220円、3万円以上:440円)
  • menu(440円)
  • Wolt(無料)

フードデリバリー加盟店おすすめランキング

手数料などの客観的なデータも重要ですが、実際に運営してみないと分からない「使い勝手」や「現場のリアルな声」もサービス選びには欠かせません。

ここでは、実際に主要5サービスすべてに加盟・運営した筆者の実体験に基づき、飲食店オーナー目線で本当におすすめできるフードデリバリーをランキング形式でご紹介します。

1位:Uber Eats(ウーバーイーツ)

フードデリバリー加盟店おすすめランキング-Uber Eats(ウーバーイーツ)
出店エリア全国47都道府県(Uber Eatsエリアの詳細
初期費用通常50,000円 → 期間限定0円
手数料売上の35%
受注用機器タブレット端末かスマートフォン
タブレットをレンタルは22,500円(機種Lenovo)
メニュー写真撮影写真を自分で用意するかUberに撮影してもらう(Uberの撮影費用は15枚13,000円)
営業開始最短7日で営業開始できる(写真をUberに撮影してもらう場合は最短3週間)
主な特徴・アプリでテイクアウト予約もできる(手数料12%)
・注文数が一番多いので稼げる
・売上の入金が週払いなので資金繰りに悩まない
公式サイトUber Eats店舗向け公式ページ

【王道】まずはここから!売上No.1の確実な一手

迷ったら、まずはUber Eats(ウーバーイーツ)から始めるのが最も確実な選択肢です。

最大の理由は、やはり圧倒的な利用者数とそれに伴う注文件数の多さにあります。

実際に、私自身が出店している4つのサービスの中でもUber Eatsの注文件数は他を大きく引き離しており、デリバリー売上全体の約75%を占めるほどです。

下記でも記載していますが、取材した他の繁盛店でも「店舗全体の売上の1〜2割をUber Eatsが占めている」という事例があるほど、売上の安定した柱を作りやすいのが最大の魅力です。

また、唯一「週払い」に対応しているため、キャッシュフローが改善する点も個人店にとっては大きなメリットと言えるでしょう。

手数料は35%と決して安くはありませんが、それを補って余りある売上規模と広い配達エリアを誇ります。「デリバリーで本気で売上を立て、店舗全体を成長させたい」と考えるすべての飲食店に、まず最初におすすめしたいサービスです。

登録はUber Eats店舗向け公式ページから簡単に行うことができ、最短7日で営業を開始できます。専任スタッフのサポートもあり、疑問点があれば直接質問できるので安心です。

Uber Eatsの加盟店については以下の記事に詳しく書いてますのでご覧ください。

あわせて読みたい
Uber Eats加盟店マニュアル!店舗側の費用・条件・登録手順を徹底解説
Uber Eats加盟店マニュアル!店舗側の費用・条件・登録手順を徹底解説
初期費用・月額固定費0円

Uber Eats店舗向け公式ページから申し込み後、最短7日で営業開始できます。

フードデリバリー加盟店おすすめランキング-menu(メニュー)
出店エリア北海道・宮城・茨城・栃木・群馬・千葉・埼玉・東京・神奈川・新潟・富山・石川・長野・岐阜・静岡・愛知・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・岡山・広島・山口・香川・高知・福岡・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄(menuエリアの詳細
初期費用通常50,000円 → 期間限定0円
手数料売上の35%
受注用機器タブレット端末かスマートフォン

■menuでレンタルする場合
Wi-Fiモデル:15,000円
セルラーモデル:端末19,000円、初期費用1,650円
メニュー写真撮影写真は自分で用意する
営業開始最短7日で営業開始できる
主な特徴・アプリでテイクアウト予約もできる(手数料13%)
・一部エリアは24時間デリバリー可能
・受注用機器は専用端末じゃなくてもOK
公式サイトmenu飲食店募集ページ

【併用に最適】2つ目以降の登録で売上を最大化

menu(メニュー)は、日本発のフードデリバリーサービスで、親会社はauを運営するKDDIです。

menuは、すでにUber Eatsなど他のデリバリーサービスを使っていて、さらに売上や販路を広げたいお店におすすめです。

menuの最大のメリットは、専用端末が不要で手持ちのスマートフォンやタブレットで手軽に始められる点にあります。

通常、複数のデリバリーサービスを使うと管理が少し面倒になりますが、menuは今の環境にスムーズに追加できるため、負担を増やさずに販売チャンスを広げることができます。

売上アップを狙う「2つ目のデリバリーサービス」として、とても使いやすい選択肢です。

スマートフォンでもOK

menu飲食店募集ページから申し込み後、最短7日で営業開始できます。

3位:Rocket Now(ロケットナウ)

フードデリバリー加盟店おすすめランキング-Rocket Now(ロケットナウ)
出店エリア千葉・埼玉・東京・神奈川・大阪・愛知(Rocket Nowエリア
初期費用0円
手数料売上の35%
受注用機器タブレット端末

■ロケットナウでレンタルする場合
Wi-Fi・セルラー両モデルとも無料
メニュー写真撮影写真を自分で用意するかロケットナウに撮影してもらう(ロケットナウの撮影費用は無料)
営業開始最短6日で営業開始できる
主な特徴・タブレット端末のレンタル料は無料
・メニュー撮影費用は無料
・配達員不足による遅延が少なく、トラブルが起きにくい
・現在は大規模な広告キャンペーン中のため、注文数が多い
公式サイトRocket Now加盟店募集ページ

【新鋭】積極投資で今がチャンス!売上を即ブースト

今すぐデリバリー売上を立てたいお店に、最もおすすめしたいのがRocket Now(ロケットナウ)です。

「ロケットナウ」は、韓国の大手EC企業クーパン(Coupang)が2025年1月に日本でスタートさせた、今最も勢いのあるフードデリバリーアプリです。

現在はテレビCMの放映や高額クーポンの配布など、大規模なプロモーションを展開中。その効果もあり、利用者が急増し、注文数も非常に多い状況が続いています。

この絶好のチャンスを活かせば、すぐに売上を大きく伸ばせる可能性があります。

加えて、プロの配達業者とも契約しているため、配達員不足による遅延リスクが低く、配達品質が高いのも魅力です。

顧客満足度を高く保ちながら売上も狙える、注目の新サービスです。

サービス開始初期の今がチャンス

Rocket Now加盟店募集ページから申し込み後、最短6日で営業開始できます。

4位:Wolt(ウォルト)

フードデリバリー加盟店おすすめランキング-Wolt(ウォルト)
出店エリア北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島・埼玉・東京・神奈川・新潟・静岡・愛知・大阪・岡山・広島・徳島・香川・愛媛・福岡・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄(Woltエリア
初期費用0円
手数料売上の30%
受注用機器タブレット端末(iPad限定)

■Woltで購入する場合
Wi-Fiモデル:33,000円(税抜)
セルラーモデル:47,000円(税抜)

■自身で用意する場合
iPad限定。Woltに郵送してWoltシステムを入れなければならない。
メニュー写真撮影Woltに撮影してもらう(撮影費用は無料)
営業開始最短14日で営業開始できる。iPadを自身で用意する場合はプラス2~3週間
主な特徴・手数料が一番安いので、そのぶん儲けが多い
・サポート体制がしっかりしているので安心して運用できる
・オシャレな専用紙袋がもらえる
・スーパー、ドラッグストア、花屋など小売店も出店できる
公式サイトWoltレストランパートナー募集ページ

【手数料最安値】特定エリアではメイン候補にも

Wolt(ウォルト) はフィンランド発のフードデリバリーサービスで、洗練されたデザインや使いやすさから、特に女性ユーザーに人気があります。

Woltの魅力は、なんといっても手数料が30%と業界最安水準であること。1件あたりの利益を最大化できるため、すでに多くのファンがついており、注文数よりも利益率を重視したい人気店に向いています。

ただし注意点として、Woltを利用するにはiPadが必須で、セキュリティの観点から他のアプリをインストールできない制約があります。そのため、Wolt専用の端末として用意する必要があります。

全国的な注文件数はUber Eatsに劣るものの、札幌・仙台・広島といった特定の都市では高い知名度と利用者数を誇ります。これらの地域に店舗がある場合は、Woltをメインのサービスとして導入する価値は十分にあります。

5位:出前館

フードデリバリー加盟店おすすめランキング-出前館
出店エリア全国47都道府県(出前館エリアの詳細
初期費用通常20,000円 → 期間限定0円
手数料売上の35%+決済手数料(最大3%)
受注用機器タブレット端末のみ可

■出前館でレンタルする場合
Wi-Fiモデル:月額1,200円
セルラーモデル:月額2,000円
メニュー写真撮影写真は自分で用意する
営業開始最短7日で営業開始できる
主な特徴・自社配達もできる(手数料10%+決済手数料)
・配達員の配送品質が高い
・ウルトラ半額祭などキャンペーン時は注文数が増加する
・手数料が一番高い
公式サイト出前館の飲食店募集ページ

【自社配達なら出前館】手数料10%の魅力

出前館は2000年にサービスを開始した、フードデリバリー業界の老舗です。

出前館の最大の特徴は、自社配達にも対応していること。お店が自分で配達を行える場合、手数料は売上のわずか10%に抑えられます。

そのため、もし配達スタッフを自社で確保できるのであれば、出前館への登録をおすすめします。

また、出前館はファミリー層や複数人での利用が多いのも特徴です。そのため、大人数向けのメニューを扱う店舗やチェーン店とは非常に相性が良いです。

一方で、客単価が高めの個人店やカフェなどはやや相性が悪いため、そうしたお店はUber Eatsやmenuの方が向いています。

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出前館の出店費用は?店舗側にかかる手数料や初期費用を解説
出前館の出店費用は?店舗側にかかる手数料や初期費用を解説

【売上比較】本当に儲かるフードデリバリーはどれ?

ランキングをご覧いただきましたが、「実際、どのフードデリバリーの注文が一番多いの?」というのが最も気になるところだと思います。

結論から言うと、ほとんどの店舗でUber Eats(ウーバーイーツ)の売上が他を圧倒しているのが実情です。

ここでは、私自身の店舗データと、他の繁盛店の事例から、そのリアルな数字を見ていきましょう。

筆者の店では売上の75%がUber Eats

まず、私自身が運営している店舗のリアルな売上比率を公開します。現在、4つのフードデリバリーサービスに加盟しており、その内訳は以下の通りです。

売上比率
  • Uber Eats(75%)
  • 出前館(12%)
  • Wolt(8%)
  • menu(5%)

ご覧の通り、Uber Eatsの注文件数は他を大きく引き離しており、デリバリー売上の大部分を占めています。

もちろんエリアや業態で差は出ますが、この傾向は多くの店舗で共通していると言えるでしょう。

他の飲食店でもUber Eatsが圧勝

この傾向は、他の飲食店への取材でも同様に見られます。複数のサービスを併用している店舗に注文比率を聞くと、その差は明らかです。

かばのおうどん
Uber Eatsと出前館の注文割合は「7:3」。Uber Eatsが倍以上の注文数を獲得しています。以前はWoltも導入していましたが、注文が少なかったため撤退したそうです。

with PADDY
以前は出前館も利用していましたが、売上比率が「10:1」とUber Eatsが圧倒的だったため一本化。結果的に全体の売上は増加したとのことです。

ラーメンタロー
4社を併用しており、注文比率は「Uber Eatsが5」に対し、「出前館が1」「Woltが0.1」「ロケットナウが3」という体感。Uber Eatsの強さが際立っています。

これらの事例からもわかるように、複数のサービスに登録しても、実際の売上の大半はUber Eatsが占めているのが現状です。

もちろん、出店エリアや業態によって差はありますが、次点で売上が高いのは出前館かロケットナウというケースが多く見られます。

デリバリー売上は店舗全体の1〜2割が目安

では、フードデリバリーは実際にお店全体の売上にどのくらい影響するのでしょうか?

複数の店舗に話を聞くと、デリバリーが新たな収益の柱として確実に定着していることが分かります。

デリバリーの売上比率
  • 恵比寿ガパオ食堂:全体売上の約20〜25%がデリバリー
  • かばのおうどん:全体売上の約20%がデリバリー
  • ラーメンタロー:全体売上の約10〜15%がデリバリー
  • with PADDY:全体売上の約8%がデリバリー

これらの事例から分かるように、デリバリー売上は店舗全体の1〜2割を占めるケースが多く、十分に新たな収益の柱として成長させることができます。

売上だけじゃない!フードデリバリー導入2つのメリット

フードデリバリーは、単に売上を上乗せするだけのツールではありません。実は、お店の認知度向上やスタッフの意識改革といった、予想以上のプラスの効果をもたらす可能性があります。

ここでは、実際に導入した繁盛店が実感している、売上以外の2つの大きなメリットをご紹介します。

①宣伝効果で、新規の来店客が増える

フードデリバリーの大きな魅力のひとつは、“無料で使える広告塔”としての効果です。

メキシコ料理店『with PADDY』のオーナーは、加盟して良かった点として「Uber Eatsを通じてお店を知り、実際にお店に来てくださるお客様がいること」を挙げています。

デリバリーアプリに掲載されることで、これまでお店の存在を知らなかった近隣の潜在顧客にリーチでき、それが新たな来店に繋がるのです。

チラシや有料広告にかけるコストを考えると、無料で宣伝できるこの効果は非常に大きなメリットといえるでしょう。

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「with PADDY」への取材記事の詳細は、以下に掲載しております。

不安もあったけれど始めて良かった!Uber Eats加盟で広がった認知と来店効果

②スタッフの意識が変わり、店に活気が生まれる

フードデリバリーの導入は、店内の雰囲気にも思わぬ好影響をもたらすことがあります。

無添加うどん店『かばのおうどん』のオーナーは、「デリバリーという新しい収益の柱ができたことで、スタッフの意識が上がった」と話しています。

店内が比較的落ち着いている時間帯でも、デリバリーで売上をつくれるという実感が、スタッフの士気を高め、お店全体の活気にもつながっているのです。

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「かばのおうどん」への取材記事の詳細は、以下に掲載しております。

試行錯誤の先に見えた手応え。無添加うどん店が語るUber Eats活用術

フードデリバリー加盟のよくある質問

最後に、フードデリバリーの加盟を検討するオーナー様からよくいただく質問にお答えします。

Q
個人経営の小さな店でも加盟できますか?

はい、全く問題なく加盟できます。

フードデリバリーは、チェーン店だけでなく個人店にとっても非常に有効な販路拡大の手段です。

初期費用もかからないため、むしろ小規模な店舗こそ、低リスクで始められるメリットが大きいと言えます。

Q
複数サービスに同時に加盟するのは大変ですか?

2社くらいまでであれば、それほど大変ではありません。

ただし、3社以上になると注文管理が煩雑になったり、厨房の負担が増えたりすることもあるため、まずは2社ほどで運用に慣れてから増やしていくのがおすすめです。

最初は、Uber Eatsなど主要サービス1社から始めてオペレーションに慣れるのが失敗しないコツです。

そのうえで販路を広げたい場合は、スマホで簡単に併用できるmenuや、配達品質が高くキャンペーンによる注文増が期待できるRocket Nowを追加で導入すると良いでしょう。

Q
デリバリー用に商品価格は変えるべきですか?

はい。多くの店舗が、手数料を考慮して店内価格より20〜30%ほど高く設定しています。

フードデリバリーでは売上の30〜35%が手数料として差し引かれるため、店頭と同じ価格のままだと利益が大幅に減ってしまいます。

そのため、手数料分を販売価格に上乗せするのは、デリバリーを継続していくうえでごく一般的な方法です。

私のおすすめは、商品代金に加え、容器やカトラリーなどのコストを含めた金額の約20%を値上げする設定です。これなら手数料をカバーしつつ、無理のない価格で提供できます。

Q
デリバリー専用のメニューは必要ですか?

必須ではありませんが、品質と提供スピードを考慮したメニューの工夫は非常に重要です。

ラーメンの麺が伸びる、天ぷらがしんなりするといった品質劣化を防ぐため、専用メニューを用意したり、麺とスープを分けるなどの梱包をしたりするのも有効です。

また、デリバリーはスピードが命なので、調理に時間のかかるメニューは掲載しないといった判断も必要になります。

詳しくは「Uber Eatsで売上倍増!今すぐ使えるメニュー構成の6つのコツ」に記載しているので、合わせてご覧ください。

Q
店内が忙しい時、デリバリーの注文はどうすればいいですか?

ほとんどのフードデリバリーサービスでは、一時的に注文受付を停止する機能があります。

店内のお客様を優先したいピークタイムには、無理にデリバリーを受ける必要はありません。お店の状況に応じて受付を調整することで、店内対応とデリバリーの両立がスムーズに行えます。

また、キャパシティを超えて無理に対応してしまうと、調理の遅延や商品の品質低下などが起きやすく、結果的にお店の評価を下げてしまう可能性もあるので、お客様の信頼を守るためにも、無理のない範囲でコントロールすることが大切です。

まとめ:フードデリバリー加盟で失敗しないために

本記事では、主要なフードデリバリー5社を比較し、ランキングや手数料から実際の売上事例までを詳しく見てきました。

内容を整理すると、フードデリバリーで成功するためのステップは大きく2つです。

  1. Uber Eatsで安定した売上の基盤を作ること
  2. 複数サービスを併用して売上を最大化させること

この方法は、当サイトが取材した飲食店を含む多くの店舗で実践されており、いずれも登録料や月額費がかからないため、リスクを抑えながら販路を拡大できる有効な戦略と言えます。

特に2社目以降のサービスとしておすすめなのが、管理の手間が少ない「menu(メニュー)」と、大規模キャンペーン中の「Rocket Now(ロケットナウ)」です。

まずは「Uber Eats(ウーバーイーツ)」で売上の土台を築き、そこに「menu」や「ロケットナウ」を組み合わせることで、売上と顧客満足度の両方を伸ばすことができます。

フードデリバリー成功への道は一つではありませんが、まずは売上の柱を作り、そこからリスクなく販路を広げていくのが最も堅実なステップです。

この記事が、あなたの店舗にぴったりのフードデリバリーの始め方や売上アップのきっかけになれば嬉しいです。

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『おいしいデリバリー』オガワ編集長
『おいしいデリバリー』オガワ編集長
株式会社AMO 代表取締役
日本最大級の出前・宅配・フードデリバリー情報メディア『おいしいデリバリー』の編集長。2017年8月にUber Eatsの配達員に登録して以来、複数のフードデリバリーサービスで配達員としての経験を積む。これまでのフードデリバリー注文回数は800回以上。
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