出前館の送料・手数料はいくら？変動制の配達料金の仕組みや送料無料の条件を解説！

出前館を利用する際、「送料や手数料がどれくらいかかるのか気になる」という方も多いのではないでしょうか？

特に初めての利用では、配達料金の仕組みが少し分かりづらく感じることもあるかもしれません。

フードデリバリーを無駄なく使いこなすには、送料や料金のルールを正しく理解しておくことが大切です。

出前館では、2025年3月から「送料変動価格制（ダイナミックプライシング）」が導入され、以前とは異なる仕組みになっています。

この記事では、出前館の送料・手数料の詳細や、料金が無料になる条件、節約につながる注文のコツまで、わかりやすく解説します。

「出前館をもっとお得に使いたい」と思っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

出前館の送料はいくら？変動制の仕組みを解説

出前館では2025年3月に「送料変動価格制（ダイナミックプライシング）」が導入され、これまでの固定送料から、より柔軟に変動する仕組みに変更されました。

以前は一定の条件下で送料が一律に設定されていましたが、現在では注文金額、配達距離、時間帯などの要素によって送料が自動的に変わるようになっています。

この新制度は始まったばかりということもあり、まだ仕組みに戸惑っている方や、詳しく理解できていない方も多いかもしれません。

そこでこの章では、出前館の送料がどのように決まるのか、その基本的なルールや判断基準、そして実際の料金の傾向について、具体例を交えながらわかりやすくご紹介していきます。

送料は変動価格制に

出前館では、2025年3月17日から「送料変動価格制（ダイナミックプライシング）」が導入されました。

それ以前は、送料は比較的シンプルで、注文金額に応じて固定されておりました。たとえば、1,500円以上の注文で送料は310円、それ未満では420円という料金が一般的でした。

しかし現在は、配達距離・注文金額・時間帯・需給バランスなどを総合的に判断し、注文ごとに送料が自動で変動する仕組みに変更されています。

これにより、「どのくらいの料金がかかるのか」がより注文内容によって細かく変わるようになっています。

変動制送料の仕組み

出前館の送料は、複数の要素をもとに自動で決定される変動制となっています。主な判断基準は以下の通りです。

実際に出前館のアプリで確認してみると、昼12時のピークタイムでも送料が無料の店舗があったり、距離が遠くても送料が安いケースもあります。ただし、全体的には上記の傾向が強く見られます。

特に、2,000円以上の注文で送料が無料になる店舗も多く、まとめて注文することで配達料金を抑えられる可能性が高まります。

標準送料とは？

出前館では、各店舗ページに「標準送料」という項目が表示されています。これは、店舗ごとに設定された標準的な注文金額に対する配達料金を指します。

注文金額がこの基準を下回ると、実際に支払う送料が高くなり、逆に基準を超えると送料が安くなる、または無料になることがあります。

編集部が複数の店舗を調査したところ、標準送料の基準となる注文金額はおよそ1,600円前後に設定されているケースが多く見られました。

たとえば、注文金額が1,600円未満の場合は送料が割高になり、1,600円以上になると送料が標準送料に近づき、さらに2,000円を超えると送料無料になる店舗も確認されています。

また、送料は10円単位で徐々に変化するグラデーション方式となっており、金額が急に跳ね上がったり下がったりするわけではありません。

注文金額による送料の違い（例）

以下に、注文金額に応じた送料の違いを具体例とともにご紹介します。

このように、標準送料を基準にして、注文金額が高くなるほど送料は安くなる傾向があります。

他の店舗でも、同様に1,600円前後がボーダーラインとなっているケースが多く見受けられました。

以前の送料と比べて高くなった？

出前館では、2025年3月に送料変動価格制が導入される以前、送料は固定制でした。具体的には、商品代金が1,500円未満の場合は420円、1,500円以上であれば310円という料金設定が一般的でした。

しかし現在は、注文内容やタイミングに応じて送料が変動する仕組みに変わっています。実際に出前館アプリを確認すると、送料が310円未満の店舗が多数を占めており、無料で配達してくれる店舗も多く存在します。

このことから、送料変動価格制に移行したことで、以前よりも料金が安くなるケースが増えているといえるでしょう。

ただし、現在は導入直後の移行期間であるため、送料が比較的安めに設定されている可能性もあります。今後、注文の需要が高まった際には、送料が高騰するリスクもあるため注意が必要です。

出前館の送料を無料にする方法

「フードデリバリーは送料がかかって当然」と思い込んでいませんか？実は出前館では、特定の条件を満たせば送料が無料になるケースが意外と多くあります。

このセクションでは、出前館で配達料金が無料になる店舗の傾向や、料金を節約するための具体的な注文方法・タイミングについてわかりやすく解説します。少し工夫するだけで、送料を抑えてお得に注文することができますよ。

自社配達の店舗を選ぶ

出前館では、配達形式に「配達代行」と「自社配達」の2種類があります。

自社配達の店舗は、出前館の配達網を利用せず、送料を自店舗で自由に設定できるため、送料無料キャンペーンを実施していることが多いのが特徴です。

送料を節約したい場合は、アプリやサイトで「自社配達」と記載された店舗を優先的に選ぶことがおすすめです。

注文金額が高いと送料が無料に

出前館の送料変動価格制では、注文金額が高くなるほど送料が安くなる仕組みになっています。

多くの店舗では、3,000円以上の注文で送料無料になるケースが一般的で、一部では2,000円程度でも無料になることもあります。

家族での利用や、複数人でのまとめ注文をする場合は、自然と送料無料の条件を満たしやすくなるため、非常に効果的です。

ピークタイムを避けて注文する

出前館の送料は、時間帯によっても変動します。特に注文が集中する11時〜14時、18時〜21時のピークタイムは送料が高くなりやすい傾向があります。

逆に、午後のすき間時間や夜遅めの時間帯は、送料が安くなることが多いため、時間に余裕があるときはピークを避けて注文することで、料金を抑えられます。

出前館に手数料はある？

結論から言うと、出前館では現在、手数料は一切かかりません。

たとえば、Uber Eats（ウーバーイーツ）では、商品代金に対して約12％のサービス手数料が上乗せされますが、出前館にはそのような追加料金はありません。

以前は、注文金額が800円未満の場合に「少額注文手数料」として330円が発生していましたが、送料変動価格制の導入にともない、この手数料は廃止されました。現在は、1円からでも商品代金と送料のみで注文が可能となっています。

ただし、注意点として、自社配達の店舗では最低注文金額が店舗ごとに設定されていることがあります。手数料はかかりませんが、「〇〇円以上で注文可能」といった条件があるため、事前に確認しておくと安心です。

出前館と他のフードデリバリーの送料・手数料を比較

「出前館の送料や手数料って、他のフードデリバリーと比べてどうなの？」そんな疑問を持つ方のために、主要サービス4社（出前館・Uber Eats・Wolt・menu）の送料と手数料を比較しました。

この比較からわかるように、出前館は送料が0円になる店舗が多く、さらに手数料がかからない点が大きなメリットです。

特に商品代金が2,000円以上の場合は送料無料になる可能性が高いため、他社よりも配達料金を抑えられるケースが多くあります。

ただし、Uber Eats、Wolt、menuには月額制のサブスクリプションプラン（例：Wolt+、Uber Oneなど）があり、加入すれば送料無料になる特典も用意されています。

そのため、「たまに使うなら出前館」「頻繁に使うならサブスク加入も視野に入れて他社も検討」といった使い分けがコスパを高めるポイントになります。

各社のサブスクについては以下の記事に記載しています。

出前館の送料・手数料まとめ

出前館では「送料変動価格制」の導入により、注文金額や配達距離、時間帯によって送料が変動する仕組みになっています。

以前よりも送料が安くなるケースが増え、条件を満たせば無料で利用できる店舗も多数存在します。

加えて、現在は手数料も一切かからず、無駄な追加料金を避けやすい点も大きな魅力です。

本記事で紹介したように、自社配達の店舗を選ぶ・ピークタイムを避ける・一定金額以上を注文するなど、少しの工夫で配達料金を大きく抑えることが可能です。

送料や料金の仕組みを理解しておけば、「思ったより高かった…」という後悔を防ぎ、出前館をより安心・快適に活用できるはずです。お得に注文するためのヒントとして、ぜひ活用してください！

『おいしいデリバリー』オガワ編集長

株式会社AMO 代表取締役

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日本最大級の出前・宅配・フードデリバリー情報メディア『おいしいデリバリー』の編集長。2017年8月にUber Eatsの配達員に登録して以来、複数のフードデリバリーサービスで配達員としての経験を積む。これまでのフードデリバリー注文回数は500回以上。