飲食店がUber Eatsを導入するメリット7選・デメリット3選
近年、デリバリーサービスの需要が急増しており、飲食業界でもその影響を大きく受けています。
その中でもUber Eats(ウーバーイーツ)は、日本で一番加盟店舗数が多い人気のデリバリープラットフォームなので、出店を検討している飲食店オーナーも多いのではないでしょうか?
今回の記事では、実際にUber Eats(ウーバーイーツ)に店舗を出店している私が、Uber Eats(ウーバーイーツ)に店舗を出店することのメリットとデメリットについて包み隠さず教えます!
Uber Eats(ウーバーイーツ)に店舗を出店しようか検討している飲食店オーナーは要チェックです!
- 47都道府県で出店可能!日本全国ほとんどのエリアで出店できる
- 初期費用・固定費が完全無料なのでリスクなし!
- 手数料は売上の35%ですがカード決済手数料や銀行振込手数料などは無料!
- 他のデリバリーサービスより注文数が断トツ1位!
- 公式サイトから申し込んで最短7日で営業開始できる
※申し込み後にUberの担当者が付くため、分からないことは気軽に聞くことができます。
Uber Eatsに店舗を出店するメリット7選
Uber Eats(ウーバーイーツ)に店舗を出店する主なメリットは以下の通りです。
※Uber Eatsレストラン公式ページから申し込み後、最短7日で営業開始できます。
初期投資・固定費不要でデリバリー事業を始められる
従来のフードデリバリーサービスでは、自店舗で配達員を雇う必要がありましたが、Uber Eats(ウーバーイーツ)では配達業務を代行してくれるため、人件費の負担なくデリバリー事業を始めることができます。
さらに、初期費用や固定費も不要ですので、リスクを抑えてデリバリー事業を始めることができるという大きなメリットがあります。
ただし、初期費用は今は期間限定で無料となっているだけで、本来は登録手数料として50,000円かかります。予告なく無料期間が終了する可能性もあるので、なるべく早く登録することをオススメします。
デリバリーの売り上げが見込める
Uber Eats(ウーバーイーツ)に店舗を出店することで、デリバリーの売り上げを見込むことができます。
デリバリーサービスを導入することにより、店舗の利益が減少することはありません。むしろ、店舗の売り上げに、デリバリーサービスの売り上げが追加されるので、今より利益が増加することが期待できます。
実店舗の地域外の顧客から認知される
Uber Eats(ウーバーイーツ)では、配達先の住所から近い店舗が優先的に表示されるため、あまり足を運ばないエリアの飲食店を知るきっかけになることもあります。
私自身も東京の三軒茶屋周辺に住んでいますが、普段はあまり行かない下北沢の飲食店からよく注文します。
Uber Eatsを利用することで、気づかなかった飲食店や新しいメニューに出会うことができます。その意味で、Uber Eatsは店舗の広告としても機能しています。
実店舗への来店増加も期待できる
Uber Eats(ウーバーイーツ)を利用した人たちの中には、美味しかったら実店舗に足を運ぶという方も多いです。
また、Uber Eatsでは、自店舗の販促物を料理の紙袋やビニール袋に同封しても構いません。
例えば、店舗のポイントカードや店舗の情報を書いたチラシを同封することで、店舗への来店が増える可能性があります。
チラシに店舗のSNS情報や「このチラシを持っていけば10%オフ」といった特典を記載すると、効果がさらに高まります。
同じ店舗内に複数の店舗を出店できる
Uber Eats(ウーバーイーツ)では、同じ店舗内で複数の出店が可能です。
例えば、居酒屋を経営している場合、Uber Eatsでは海鮮丼専門店や唐揚げ専門店など、複数の店舗を出すことができます。
店舗を分けることで専門性が上がり、アプリの上位に表示されやすくなります。
さらに、Uber Eatsでは、実店舗で提供していないメニューでも出店ができます。そのため、「ウチのメニューはデリバリーには向いていない」と諦めていた方でも、Uber Eats用のメニューを開発して出店することができます。
営業時間を自由に変更できる
Uber Eats(ウーバーイーツ)では店舗の営業時間を自由に変更できます。
例えば、実店舗の営業時間が11時からだとしたら、Uber Eats上では10時30分からオープンすることも可能です。
また、店舗が忙しくてUber Eatsの料理を作る時間がない場合でも、注文の受付を一時停止することができます。これにより、店舗の営業に支障をきたすことなく運営することができます。
フィードバックを店舗運営に活かせる
Uber Eats(ウーバーイーツ)では、注文者が店舗を評価する機能があります。
実際に店内で食事をする場合とは異なり、こうした直接的で率直なフィードバックを受ける機会は限られています。そのため、ユーザーの意見を積極的に活用することが重要です。
もちろん、すべてのフィードバックを鵜呑みにする必要はありませんが、改善の余地があると感じた点は取り入れることをオススメします。
Uber Eatsに店舗を出店するデメリット3選
Uber Eats(ウーバーイーツ)に店舗を出店する主なデメリットは以下の通りです。
※リンクをタップするとジャンプできます。
※申し込み後にUberの担当者が付くため、分からないことは気軽に聞くことができます。(Uber Eatsレストラン公式ページ)
手数料が高い
Uber Eats(ウーバーイーツ)に支払う手数料は商品代の35%です。
店舗と同じ料金にしたら赤字になってしまうので、多くのレストランでは店舗で提供している料金よりも20~30%高い料金を設定しています。
例えば、店舗で1,000円で提供している料理であれば、Uber Eatsでは20%アップの1,200円に料金設定します。
「そんなに高くしたらさすがに売れないでしょ?」と思うかもしれませんが、他の店舗も価格を引き上げているため、相場は同様の水準になるので問題ありません。
個人的には15%~20%アップくらいの料金設定をオススメします。
Uber Eats専用のタブレットかスマホが必要
Uber Eats(ウーバーイーツ)の注文を受け付けるには、専用のタブレット端末またはスマートフォンが必要です。
端末を持っていない場合は、Uber Eatsでレンタルすることもできます。レンタル料は22,500円で、Lenovo(レノボ)の機種です。
レンタル料は最初に支払うのではなく、売り上げから差し引かれます。
現在は2万円前後でタブレット端末を購入することもできるため、購入する方がオススメです。
オススメはメモリ4GB以上のタブレット端末です。
私は最初にメモリ2GBのLenovo B10(10.1インチ)を使用していましたが、動作が遅くストレスを感じたため、4GBのLenovoのM10(10.1インチ)に買い替えました。
LenovoのM10も悪くはないですが、他にオススメのタブレット端末は「OPPO Pad Air」です。メモリ4GBで薄型軽量でデザインもスタイリッシュです。
デザインとか気にならなく、とにかく安いのを希望の場合は「aiwa tab AB8」がオススメです。8インチなので小さめですが、メモリ4GBで最低限の機能がついて2万円を切ります。日本の企業なので安心感もあります。
デザイン性も容器の置き場が必要
料理を入れる容器は自身で用意する必要がありますが、小規模な店舗では容器の収納場所に悩むことがあります。
効果的な方法は、容器の種類をできるだけ少なくすることです。種類が増えればかさばるため、使い勝手の良い容器を選ぶことが重要です
ちなみに、私は「容器スタイル」という通販サイトで購入しています。最初は少量を試し買いし、最適な容器を実験して選ぶことをオススメします。
Uber Eatsに店舗を出店するメリット・デメリットまとめ
Uber Eats(ウーバーイーツ)に店舗を出店することは、デリバリー事業の始めやすさや売り上げの見込み、新たな顧客層の開拓など、多くのメリットがあります。
一方で、手数料の高さや専用のタブレットや容器の準備が必要など、デメリットも存在します。
出店を検討する際には、これらのメリットとデメリットをバランス良く考慮し、自店舗の事情や目標に合った判断をすることが重要です。
デリバリーサービスの拡大による新たなビジネスチャンスを見極めながら、Uber Eats(ウーバーイーツ)による店舗の成長と発展を目指しましょう。