飲食店がUber Eatsを導入するメリット・デメリットとは?出店判断に役立つ完全ガイド
「Uber Eats(ウーバーイーツ)を導入したいけど、手数料35%で本当に利益が出るの?」
飲食店オーナーなら、一度はこう考えたことがあるのではないでしょうか。
結論から言うと、Uber Eatsは価格設定さえ間違えなければ、ほとんどの飲食店にとって導入する価値があります。
当サイト「おいしいデリバリー」は運営8年を迎え、私自身もデリバリー専門店の経営を経験してきました。その中で感じたのは、Uber Eatsのメリットは「売上の上積み」だけではなく、デメリットも「事前に知っておけば対策できるものばかり」ということです。
この記事では、Uber Eatsを導入するメリット7つとデメリット5つを、すべて具体的な対策付きで解説します。さらに、出前館・Woltなど他社4サービスとの比較表も掲載しているので、自店に最適なサービスも判断できます。
読み終わる頃には、「うちの店は導入すべきかどうか」の答えが出ているはずです。
なお、Uber Eatsへの加盟に適した飲食店の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。

- メリット7つ:初期費用ゼロ・売上純増・認知拡大・来店促進など
- デメリット5つ:手数料35%・オペレーション負荷など(すべて対策付き)
- 利益の考え方:店内価格より20〜30%上乗せすれば利益は出る
- 他社比較:Uber Eats・出前館・menu・Wolt・Rocket Nowの5社を比較
- 費用:初期費用0円・月額0円・手数料は売れた分だけ(2026年2月時点)
※申し込み後に担当者がつくので、登録後も安心して始められます。(Uber Eats店舗向け公式ページ)
この記事の執筆・監修者

株式会社AMO 代表取締役
小川 智之
2017年からフードデリバリー専門メディア『おいしいデリバリー』を運営。Uber Eatsなどでの配達経験・累計800回以上の注文経験・飲食店の運営を通じて、「注文者・配達員・店舗」の3つの視点から情報を発信しています。
飲食店がUber Eatsを導入する7つのメリット
Uber Eats(ウーバーイーツ)の最大の魅力は、初期費用ゼロ・リスクゼロでデリバリー事業を始められること。ここでは、実際に出店・運営した現場視点で感じた7つのメリットを紹介します。
①初期費用・固定費ゼロで始められる

Uber Eats(ウーバーイーツ)は、初期費用0円・月額費用0円で始められる完全成果報酬型のサービスです。売れなければ一切コストがかかりません。
従来のデリバリーでは、配達員の採用・教育・バイクの手配など大きな初期投資が必要でした。
しかしUber Eatsなら、配達はすべて配達パートナーが担当するため、人件費や車両費の負担なくデリバリー事業を始められます。
さらに解約金もかからないので、「とりあえず試してみて、合わなければやめる」というノーリスクの判断が可能です。
なお、初期費用は正規では50,000円ですが、長年にわたり無料キャンペーンが続いています。予告なく終了する可能性もあるため、始めるなら早めの登録をおすすめします。
具体的な費用の内訳は「Uber Eatsの出店にかかる初期費用・手数料まとめ」で詳しく解説しています。
②店内売上にデリバリー売上が純増する

Uber Eats(ウーバーイーツ)の導入で、店内営業はそのままに、デリバリー売上がまるごと上乗せされます。
「デリバリーを始めたら店内の売上が減るのでは?」と心配する方もいますが、そうはなりません。
Uber Eatsの注文は「もともと来店しなかった層」からの注文なので、店内のお客様を奪うことなく、純粋に売上が増えるのです。
実際に、当サイトが取材したガパオ食堂(タイ料理)では、月商の20〜25%がデリバリー売上を占めています。「月商1,000万円なら約250万円がデリバリー。完全に売上の柱です」とオーナーは語っています。
この売上は、Uber Eatsをやっていなければ存在しなかった売上です。しかも配達員を雇う必要がないため、追加の人件費もかかりません。
導入後に「Uber Eatsの売上を伸ばす具体的な改善策」を実践すれば、さらに収益を伸ばすことも可能です。
③商圏外の新規顧客に認知される

Uber Eats(ウーバーイーツ)に出店すると、看板やチラシでは届かなかった顧客にもリーチできるようになります。
アプリを開くと位置情報に基づいて近くの店舗が表示されるため、お店の存在を知らなかった人にも自然に認知が広がります。
住宅街の隠れ家的な店、オープンしたばかりの新店、駅から離れた立地の店舗にとっては特に大きなメリットです。
私自身も東京の三軒茶屋に住んでいますが、Uber Eatsを通じて普段は行かない下北沢のお店から注文することがよくあります。
注文者の立場から見ても、Uber Eatsは「知らなかったお店との出会いの場」として機能しているのです。
④デリバリーから実店舗への来店につながる

「Uber Eatsで注文して美味しかったから、今度はお店に行ってみよう」という流れで実際に来店するお客様は意外と多いです。
取材したwith PADDY(メキシカン)のオーナーも、「Uber Eatsを通じてお店を知り、実際にお店に来てくださるお客様がいる」と語っています。
さらに効果を高めるなら、料理と一緒に販促物を同封するのがおすすめです。Uber Eatsでは紙袋やビニール袋に自店のチラシやカードを入れても問題ありません。
- ショップカードを同封して店舗の場所を知ってもらう
- 「このチラシ持参で10%オフ」などの来店特典を付ける
- 店舗のSNS情報を記載してフォローを促す
⑤同じ店舗から複数ブランドを展開できる

Uber Eats(ウーバーイーツ)では、同じ店舗から複数の店名で出店することが可能です。
例えば、居酒屋を経営している場合、Uber Eats上では「海鮮丼専門店」「唐揚げ専門店」など、メニューに特化した複数ブランドとして出店できます。
店舗を分けることで専門性が高まり、アプリ内の検索結果でも上位に表示されやすくなります。
さらに、実店舗で提供していないメニューでも出店できるため、「うちのメニューはデリバリーに向いていない」と諦めていた方でも、Uber Eats専用メニューを開発して参入できます。
具体的な「Uber Eatsで売れるメニュー構成のコツ」も参考にしてみてください。
⑥営業時間・受付を自由にコントロールできる

Uber Eats(ウーバーイーツ)では、営業時間の設定も注文の受付停止も、すべてアプリから自由にコントロールできます。
例えば、実店舗のオープンが11時でも、Uber Eats上では10時30分から営業を開始することが可能です。ランチとディナーの間のアイドルタイムだけ稼働させたり、定休日にデリバリーだけ営業したりと、自店のキャパシティに合わせた柔軟な運用ができます。
取材したラーメンタローのオーナーも、「雨の日は店が暇になるので、Uber Eatsの注文が増えるのはバランスが良い」と語っています。
忙しい時間帯は一時停止、暇な時間帯だけ稼働するという使い分けができるのは大きな安心材料です。
⑦ユーザー評価で店舗改善のヒントが得られる

Uber Eats(ウーバーイーツ)では、注文者が店舗を評価する機能があり、率直なフィードバックを店舗運営に活かすことができます。
店内飲食の場合、お客様が直接不満を伝えてくれることは少ないですが、Uber Eatsの評価では「量が少なかった」「味付けが濃い」といったリアルな声が届きます。
もちろん、すべてのフィードバックを鵜呑みにする必要はありません。
しかし、改善の余地があると感じた点を取り入れることで、デリバリーだけでなく店内サービスの品質向上にもつながります。
※難しい準備や機材は不要。すぐに始められます。(Uber Eats店舗向け公式ページ)
飲食店がUber Eatsを導入する5つのデメリットと対策
Uber Eats(ウーバーイーツ)にはメリットが多い一方で、事前に知っておかないと「こんなはずじゃなかった」と後悔しかねないデメリットも存在します。ただし、どれも対策可能なものばかりです。
①手数料35%の負担が大きい

Uber Eats(ウーバーイーツ)最大のデメリットは、注文ごとに売上の35%が手数料として差し引かれることです。
例えば1,000円の商品が売れても、手元に入るのは650円。ここから食材費や容器代を引くと、店内価格のままでは赤字になります。
ほとんどの加盟店がデリバリー価格を店内価格より高く設定しています。Uber Eats上では他の加盟店も同様に価格調整しているため、値上げによって極端に注文が減ることはありません。
取材したガパオ食堂のオーナーも「デリバリーの価格はお店より少し高めに設定していますが、注文数への影響はほぼありません」と話しています。
具体的な価格設定の考え方は、「Uber Eatsの手数料は店舗側いくら?」で詳しく解説しています。
②タブレット端末の用意が必要

Uber Eats(ウーバーイーツ)で注文を受けるには、専用のタブレットまたはスマートフォンが必要です。すでに手持ちの端末があればそれを使えますが、ない場合は別途用意する必要があります。
Uberからレンタルすると22,500円(売上から天引き)かかりますが、正直なところ割高です。
Amazonなどで2万円前後から購入でき、レンタルより断然お得です。私も最初はメモリ2GBの安いモデルを使っていましたが動作が重く、4GBのモデルに買い替えてからはストレスなく運用できています。
購入する際はメモリ4GB以上のモデルを選ぶのがポイントです。
③容器コストと保管スペースの確保が必要

デリバリーにはテイクアウト用の容器・カトラリー・紙袋が必須です。
容器代は1食あたり50〜100円程度かかるため、メニュー数が多い店ほどコストと保管場所の問題が出てきます。
複数のメニューに使い回せる汎用性の高い容器を2〜3種類に絞ると、保管スペースもコストも最小限に抑えられます。
私は「容器スタイル」という通販サイトで購入しています。最初は少量を試し買いし、最適なサイズ・形状を見つけてからまとめ買いするのがおすすめです。
④配達品質を店舗側でコントロールできない
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達は、登録した配達パートナーが行います。そのため、「料理が傾いて届いた」「配達が遅かった」といったトラブルが起きても、店舗側では直接コントロールできません。
配達中のトラブルでも、注文者からの低評価は店舗につくことがあるため、歯がゆい思いをする場面もあります。
配達品質は完全にはコントロールできませんが、梱包の工夫でリスクを大幅に減らせます。
- スープ類は蓋をテープで固定し、二重容器にする
- 紙袋の中で容器が動かないようにサイズを合わせる
- ラーメンなど汁物は麺とスープを分けて提供する
取材したラーメンタローのオーナーは、「麺とスープを別容器にしてからクレームがほぼゼロになった」と語っています。
⑤忙しい時間帯のオペレーション負荷が増える
ランチやディナーのピーク時に、店内の調理に加えてデリバリーの注文が入ると、厨房のオペレーションが一気にきつくなることがあります。
特に少人数で回している店舗では、デリバリー対応に追われて店内のお客様を待たせてしまうケースも。
Uber Eatsには、タブレットからワンタップで注文受付を一時停止できる機能があります。店内が忙しい時間帯はデリバリーを止め、余裕ができたら再開するという運用で十分です。
取材したかばのおうどんのオーナーも「ピーク時はUber Eatsを止めて店内優先。落ち着いたら再開する」という運用で、無理なく両立していると話しています。
無理に全時間帯でデリバリーを受ける必要はありません。自店のキャパシティに合わせた運用こそが、長く続けるコツです。
※「使わない=コストゼロ」だから赤字リスクなしで導入できます。(Uber Eats店舗向け公式ページ)
Uber Eatsと他フードデリバリー4社の違い
Uber Eats(ウーバーイーツ)以外にもフードデリバリーサービスは複数あります。「他のサービスと比べてどうなの?」と気になる方も多いでしょう。
ここでは、主要5社の手数料・入金サイクル・特徴を一覧で比較します。弊社はロケットナウを除く3社に加盟した経験があるため、公式サイトでは分からないリアルな使い勝手も含めてお伝えします。
5社の手数料・コスト比較表
まず、飲食店が最も気になる手数料・初期費用・入金サイクルを比較します。
| サービス名 | 手数料 | 初期費用 | 入金サイクル | タブレットレンタル |
|---|---|---|---|---|
| Uber Eats | 35% | 0円 | 週1回(最速) | 22,500円 |
| 出前館 | 35%+決済手数料(最大3%) | 0円 | 月1回 | 月額1,200〜2,000円 |
| menu(メニュー) | 35% | 0円 | 月1回 | 15,000〜19,000円 |
| Rocket Now | 35% | 0円 | 月1回 | 無料 |
各サービスとも基本的な手数料水準に大きな差はありませんが、実質的な負担が最も大きいのは出前館です。
出前館では販売手数料35%に加え、クレジットカード決済時の決済手数料(最大3%)も店舗側の負担となります。そのため、他サービスと比較すると、トータルのコストはやや高くなる傾向があります。
4社の特徴と使い分け
次に、各サービスの強み・弱みとどんな店舗に向いているかを比較します。
| サービス名 | 強み | こんなお店におすすめ |
|---|---|---|
| Uber Eats | 注文数No.1・週払い・全国対応 | すべてのお店にまずおすすめ |
| 出前館 | 自社配達なら手数料10%・ファミリー層に強い | 自社配達スタッフがいるお店・チェーン店 |
| menu | スマホで手軽に始められる・KDDI運営の安心感 | 2つ目のサービスとして追加したいお店 |
| Rocket Now | 大規模プロモーション中・タブレット無料・配達品質が高い | すぐに売上を伸ばしたいお店(関東・大阪・愛知) |
【実データ】売上の大半はUber Eatsが占める
「どのサービスが一番売れるの?」という疑問に対して、結論を言えばほとんどの店舗でUber Eats(ウーバーイーツ)の注文が他社を圧倒しています。
当サイト運営者の店舗でも、デリバリー売上の内訳はUber Eats 75%・出前館 12%・Wolt 8%・menu 5%。Uber Eatsが全体の4分の3を占めています。
取材した店舗でも同様の傾向が見られます。
- かばのおうどん:Uber Eatsと出前館の比率は7:3
- with PADDY:出前館との比率が10:1で、Uber Eatsに一本化
- ラーメンタロー:3社併用でUber Eats 5:ロケットナウ 3:出前館 1
もちろんエリアや業態で差はありますが、まずUber Eatsから始めて、余裕が出たら2社目を追加するという流れが最も失敗の少ない戦略です。
各サービスの詳しい比較・実際の売上データは、以下の記事で詳しく解説しています。

Uber Eats導入でよくある質問
最後に、Uber Eats(ウーバーイーツ)の導入を検討している飲食店オーナーからよく寄せられる質問にお答えします。
- 手数料35%で本当に利益は出ますか?
-
はい、価格設定を適切に行えば十分に利益が出ます。
多くの加盟店は、デリバリー価格を店内価格より20〜30%高く設定しています。Uber Eats(ウーバーイーツ)上では他店も同様に価格調整しているため、値上げによる注文数への影響はほとんどありません。
詳しい価格設定の考え方は「Uber Eatsの手数料・費用の全体像と利益を出す考え方」をご覧ください。
- 個人経営の小さな店でもUber Eatsに出店できますか?
-
はい、個人店でもまったく問題なく出店できます。
むしろ、初期費用0円・固定費0円で始められるため、小規模な店舗こそリスクを抑えて導入しやすいと言えます。当サイトが取材したwith PADDY(メキシカン)やかばのおうどんも個人経営の店舗です。
- Uber Eatsの出店登録から営業開始まで何日かかりますか?
-
最短7日で営業を開始できます。
申し込み後に専任の担当者がつくため、不明点は直接質問できます。メニュー写真をUber Eats(ウーバーイーツ)に撮影依頼する場合は3週間程度かかりますが、自分で写真を用意すれば最短で進められます。
登録手順の詳細は「Uber Eatsの店舗登録の流れと必要書類まとめ」で確認できます。
- Uber Eats以外にも登録したほうがいいですか?
-
まずはUber Eatsで運用に慣れてから、2社目を追加するのがおすすめです。
複数サービスに登録すれば販路は広がりますが、最初から3社以上に登録すると注文管理が煩雑になりがちです。Uber Eats(ウーバーイーツ)でオペレーションを確立した後、スマホで手軽に始められるmenu(メニュー)や、現在プロモーション中のRocket Now(ロケットナウ)を追加するのが効果的です。
- うちの料理はデリバリーに向いていないのですが…
-
Uber Eatsでは実店舗のメニューと異なる料理でも出店できます。
例えば、フレンチ店が「ビストロ弁当」としてデリバリー専用メニューを開発したり、居酒屋が「唐揚げ専門店」として出店したりすることも可能です。デリバリーに向くメニューを新たに開発する選択肢もあるので、諦める必要はありません。
メニュー構成のコツは「Uber Eatsで売れるデリバリーメニューの作り方」で解説しています。
※申し込み後に担当者がつくので、登録後も安心して始められます。(Uber Eats店舗向け公式ページ)
Uber Eats導入のメリット・デメリットまとめ
この記事では、飲食店がUber Eats(ウーバーイーツ)を導入するメリット7つとデメリット5つを、すべて対策付きで解説しました。
- 最大のメリット:初期費用ゼロ・固定費ゼロで、デリバリー売上を店内売上に上乗せできる
- 最大のデメリット:手数料35%の負担 → デリバリー価格を20〜30%上乗せすれば解決
- 売上実績:取材した飲食店では、デリバリーが全体売上の10〜25%を占める
- 他社との違い:注文数・入金スピードはUber Eatsが圧倒的に有利
- 始め方:初期費用0円キャンペーン中の今なら、ノーリスクで試せる
手数料35%という数字だけを見ると高く感じるかもしれませんが、デリバリー売上は「やらなければゼロだった売上」です。価格設定を適切に行えば、十分に利益を確保しながら新しい収益の柱を作ることができます。
しかも、使わなければ一切コストがかからない完全成果報酬型。忙しい時は停止もできるので、リスクは実質ゼロです。
「やってみようかな」と少しでも思ったなら、まずは登録だけでも済ませておくのがおすすめです。現在は初期費用0円キャンペーン中なので、始めるなら今がベストなタイミングです。



