【比較】デリバリーバイトどこが稼げる?

Uber Eats専業・本業で生活できる?実例3人の月収と手取り

UberEats(ウーバーイーツ)は専業(本業)で生計立てれる?
『おいしいデリバリー』オガワ編集長
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

「Uber Eats(ウーバーイーツ)を本業にして、配達だけで生活できないかな?」副業中なら、一度はそう考えますよね。

私自身も2017年から配達パートナーとして稼働しています。今回は東京で走る私の稼働データと、名古屋・京都の専業配達員2人の給料明細をまとめました。

結論から言うと、Uber Eatsの専業で生活することは可能です。1日8時間・月22日なら売上は月23万〜35万円が目安で、東京で稼働を増やせば月40万円以上も狙えます。

この記事で分かること
  • 月収:8時間×月22日で月23万〜35万円。東京・名古屋・京都の実例つき
  • 手取り:売上の約7割。売上月45万円なら手取り約31.5万円
  • 条件:稼働エリア・車両・掛け持ちの3つで決まる
  • デメリット:収入の波・保障なし・1日12時間の稼働上限
  • 始め方:会社を辞める前に、副業で1〜3か月の時給を記録する
登録無料・面接なし

※決まったシフトはありません。本業や予定に合わせて配達できます。

この記事の目次
  1. Uber Eatsは専業・本業で生活できる?結論は「条件付きで可能」
  2. 【実例】東京・名古屋・京都の専業配達員3人のリアルな収入
  3. Uber Eats専業の手取りはいくら?税金・保険料・経費を引いたシミュレーション
  4. Uber Eats(ウーバーイーツ)を専業にするメリット4つ
  5. Uber Eats(ウーバーイーツ)を専業にするデメリット5つ
  6. Uber Eats専業で安定して稼ぐ4つのコツ
  7. Uber Eatsを本業にする手順|会社を辞める前に副業で試すのが鉄則
  8. Uber Eatsの専業・本業に関するよくある質問
  9. まとめ:Uber Eats専業で生活できるかは「エリア・車両・掛け持ち」次第

Uber Eatsは専業・本業で生活できる?結論は「条件付きで可能」

Uber Eats(ウーバーイーツ)専業で生活するための3条件(都市部・バイクか軽貨物・複数サービスの掛け持ち)をまとめた図

Uber Eats(ウーバーイーツ)は専業・本業でも生活できます。カギになるのは「稼働エリア」「車両」「掛け持ち」の3つです。

この記事で紹介する名古屋と京都の2人も、配達だけで生活している専業配達員です。

東京の都心なら、自転車でも時給1,800円前後を出せます。ただ、自転車で毎日長時間走る専業は、都心でもかなりハードだと見ています。

専業の月収・年収の目安

Uber Eats(ウーバーイーツ)専業の月収は、1日8時間・月22日稼働でおよそ22.9万〜35.2万円が目安です。年収に換算すると、約275万〜422万円になります。

Uber Eatsの時給の目安は1,300〜2,000円と見ています。これは、アンケートに回答した配達員239人の時給(平均1,351円)と、専業配達員8人の給料明細をもとに算出した数字です。

稼働パターンごとの収入目安は、以下の表を参考にしてみてください。

稼働パターン月収(売上)年収(売上)
1日6時間×月22日
(月132時間)
約17.2万〜26.4万円約206万〜317万円
1日8時間×月22日
(月176時間)
約22.9万〜35.2万円約275万〜422万円
1日10時間×月25日
(月250時間)
約32.5万〜50.0万円約390万〜600万円
※記載している金額は、すべて経費や税金を引く前の「売上」です。

配達エリアによっても収入は変わり、都心の繁華街では高くなりやすく、注文が少ない地方では下振れすることがあります。

実際の例として、名古屋で専業をしている配達員は、月180〜190時間の稼働で時給約1,460円でした(2024年2〜3月)。

また、東京で稼働している私の平均時給は約1,800円で、1日8時間・月22日走った場合は月約31.7万円になります。

副業の人を含む8人の給料明細は、「Uber Eats配達員の給料・時給の目安」で比較しています。

目標の手取りから逆算した必要な稼働時間(一人暮らし・家族持ち)

Uber Eats(ウーバーイーツ)専業で手取り20万円を稼ぐなら、時給1,500円で月約185時間が目安です。手取り30万円以上を狙うなら、時給2,000円前後を出せるかが分かれ目になります。

手取りの割合(売上の67〜72%)をもとに、目標の手取りごとに必要な売上と稼働時間を逆算しました。

Uber Eats(ウーバーイーツ)専業の一人暮らしで必要な稼働時間を、生活費月17万円から売上・時間へ逆算したフロー図
目標の手取り(月)必要な売上(月)時給1,500円の場合時給2,000円の場合
20万円
(一人暮らし)
約28万円約185時間約140時間
25万円
(一人暮らし+貯金)
約35万円約235時間約175時間
30万円
(2人暮らし)
約43万円約285時間約215時間
35万円
(家族持ち)
約51万円約340時間約255時間

時給1,500円は、名古屋の専業配達員の実績(1,436〜1,490円)に近い数字です。一人暮らしなら、1日8時間×月23日ほどで手取り20万円に届きます。

家族を養うなら時給2,000円前後が必要

手取り30万円を目指すなら、時給2,000円でも月約215時間(1日10時間×月22日ほど)の稼働が必要です。時給1,500円の場合は月約285時間まで増え、さらにハードになります。

手取り35万円となると、時給2,000円でも月約255時間が必要で、毎日10時間以上走り続けなければ届きません。

もしご家族の生活を支えるのであれば、無理に1本に絞らず、配偶者の収入や他の仕事と組み合わせることも視野に入れてみてください。

専業で生活できる人・できない人の条件

Uber Eats(ウーバーイーツ)の専業で生活できるかは、「エリア」「車両」「掛け持ち」の3つでほぼ決まります。条件ごとに、生活しやすいケースと厳しいケースを比べました。

条件生活しやすい厳しい
エリア東京23区・大阪市・政令市の中心部郊外・地方の町
車両バイク・軽貨物自転車のみ(都心でもかなりハード)
登録先Uber Eats+出前館など2〜3社Uber Eatsだけ
稼働日土日祝・雨の日・夜も動ける平日の昼だけ
貯金生活費3〜6か月分ほとんどない

中でも影響が大きいのはエリアだと見ています。注文が多い都市部ほど待機時間が短く、件数を積みやすいためです。

郊外や地方で専業を目指すなら、バイクか軽貨物で配達範囲を広げることが欠かせません。

このセクションのポイント
  • 月収の目安:1日8時間・月22日で約22.9万〜35.2万円(2026年9月時点)
  • 一人暮らし:手取り20万円なら、時給1,500円で月約185時間
  • 家族を養う水準:手取り30万円には、時給2,000円でも月約215時間が必要
  • 3つの条件:注文の多いエリア・バイクか軽貨物・2〜3社の掛け持ち

【実例】東京・名古屋・京都の専業配達員3人のリアルな収入

東京の私は自転車で平均時給約1,800円、名古屋のバイク専業配達員は月収26〜29万円です。京都の軽貨物専業配達員は、雨の日に10時間で約2.4万円を稼ぎました。

東京は私自身の稼働データ、名古屋と京都は専業で配達している2人の給料明細です。エリアも車両も違う3人の数字から、実際の稼ぎを見ていきます。

東京・自転車の私:平均時給は約1,800円

東京の世田谷〜渋谷エリアを電動アシスト自転車で走る私の平均時給は、約1,800円です。Uber Eats(ウーバーイーツ)だけで、副業として配達しています。

私の稼働データ(東京)
  • 配達エリア: 東京都世田谷区・渋谷区周辺
  • 車両: 電動アシスト自転車
  • 働き方: 副業・Uber Eatsのみ
  • 1件あたり: 平均500〜650円
  • 1日の収入: 8,000〜20,000円(20,000円の日は10時間稼働)
Uber Eats配達員である編集長の報酬画面。日によって時給約1,400円から2,600円まで差がある
東京で配達した私の報酬画面。日曜日は時給約2,600円、金曜日は約1,400円でした

同じ自転車でも、曜日によって時給が1,000円以上変わります。注文が多い日曜日は、平均を大きく上回ることも珍しくありません。

都心は店と届け先が近く、自転車でも件数を積みやすいと見ています。この平均時給を専業のペースに当てはめると、次のとおりです。

稼働パターン月の稼働時間月収(売上)
1日8時間×月22日176時間約31.7万円
1日10時間×月25日250時間約45.0万円

※平均時給は2026年9月時点の私の長期平均です。私自身は副業のため、専業での実績ではありません。

ただし、自転車で週5日・1日10時間を走り続けるのは、都心でもかなりハードルが高いです。1日だけなら走れても、毎月続けられるのは高性能の電動アシスト自転車を使う人か、よほど体力に自信がある人だと考えています。

名古屋・バイク専業のサンバさん:月収26〜29万円

名古屋でバイク配達をするサンバさんの月収は、約26〜29万円でした(2024年2〜3月)。稼働は月180〜190時間で、1日あたり6時間半ほどです。

稼働の大半はUber Eats(ウーバーイーツ)で、出前館なども掛け持ちしています。

サンバさんのプロフィール
  • 配達エリア: 愛知県名古屋市(昭和区・瑞穂区・千種区など)
  • 車両: 150ccのバイク(HONDA PCX150)
  • 配達実績: 2020年に配達を始め、配達件数は1万件以上
  • 働き方: フードデリバリー専業

2024年2月・3月の給料明細をまとめました。

項目2024年2月2024年3月
Uber Eats254,590円(414件)235,218円(401件)
他社アプリ(当時)32,658円25,455円
月収(合計)287,248円260,673円
稼働時間192時間45分181時間30分
平均時給1,490円1,436円

※他社アプリは出前館などの合計です。平均時給は、他社アプリを含む合計で計算しています。

フードデリバリー配達員サンバさんの2024年2月の給料
名古屋の専業配達員サンバさんの2024年2月の給料

サンバさんの稼ぎ方の特徴

サンバさんは、まずUber Eatsだけをオンラインにして待つそうです。5分ほど待っても鳴らなければ、出前館なども同時にオンラインにします。

また、平日の平均時給は1,182円、土日祝日は2,038円と大きな差がありました(2024年)。これまでの最高月収は約60万円で、稼げる日に集中すれば月収を大きく伸ばせます。

サンバさんへのインタビューや月ごとの感想は、「フードデリバリー配達員のリアルな給料明細」に載せています。

京都・軽貨物専業の麻栄さん:雨の日は時給2,400円

京都で軽貨物を使う麻栄さんは、雨の日に10時間で約2.4万円を稼ぎました。時給は約2,400円で、雨・軽貨物・掛け持ちの条件が重なった上振れ例です。

麻栄さんは40代の女性で、京都府内を軽貨物で走る専業配達員です。累計の配達件数は、Uber Eats(ウーバーイーツ)が約2,000件、出前館が約600件です(2026年3月時点)。

項目通常日・昼
(出前館)
通常日・深夜
(Uber Eats)
雨の日・夜
(掛け持ち)
稼働日時3/1(日)
11〜18時
3/1(日)
21〜翌1時
3/18(水)
18〜翌4時
稼働時間5時間4時間約10時間
配達件数11件8件24件
総売上8,262円5,418円23,998円
時給約1,652円約1,354円約2,400円
※2026年3月・京都府での実績です。雨の日の総売上には、クエスト1,350円とチップ1,006円を含みます。
雨の日稼働のUber Eatsと出前館の売上。平日でも時給約2,400円も稼げた
雨の日に掛け持ちで稼働した麻栄さんの売上(2026年3月)

麻栄さんは「出前館は鳴る件数は少ないけど鳴れば高い案件が多い」と話します。Uber Eatsとどちらで受けるかは、鳴った案件を見て決めているそうです。

雨の日の稼働の様子は、「雨の日のUber Eatsの稼ぎ方と実測データ」で詳しく紹介しています。

2人に共通する「専業で稼げる人」の働き方

名古屋と京都の専業配達員に共通するのは、1社に頼らず、稼げる日と時間に集中して走っていることです。この事実から、専業の収入は走る時間の長さより「いつ・どこで走るか」で差がつくと見ています。

専業で稼いでいる2人の共通点
  • 複数のサービスを掛け持ちしている
    Uber Eatsを軸に、出前館の高単価案件も拾う
  • バイクか軽貨物で走っている
    体力の消耗を抑え、長距離の案件も受けられる
  • 土日祝・雨の日・夜を狙っている
    平日の時給1,182円に対し、土日祝は2,038円だった
  • 件数を積み重ねている
    受け渡しや道に慣れるほど、1時間あたりの件数が増える

Uber Eats専業の手取りはいくら?税金・保険料・経費を引いたシミュレーション

Uber Eats(ウーバーイーツ)専業の手取りは、売上の約7割が目安です。

売上ごとの手元に残る金額は、次のようになります。

  • 月30万円の場合:約21.5万円
  • 月45万円の場合:約31.5万円
  • 月60万円の場合:約40.2万円

専業になると、会社が代行してくれていた保険料や税金の手続きを、すべて自分で行わなければなりません。「売上=給料」と考えていると、生活費の計算が狂ってしまうため注意が必要です。

配達の現場を知る立場としても、売上の数字だけで専業を選ぶのは危険だと感じています。事前に手取りをしっかり試算しておくことが、専業で失敗しないための大切な第一歩です。

売上別の手取りシミュレーション(月30万・45万・60万円)

Uber Eats(ウーバーイーツ)専業の手取りの割合は、売上が月30万円で約72%、月60万円で約67%です。売上が増えるほど税率が上がるため、割合は少しずつ下がります。

Uber Eats(ウーバーイーツ)専業で売上月28万円の場合の手取り約19.4万円と、経費・国民年金・国保・税金の内訳を示したグラフ

月の売上月30万円月45万円月60万円
売上(年額)360万円540万円720万円
経費−2万円−2万円−2万円
国民年金−1.8万円−1.8万円−1.8万円
国民健康保険−2.5万円−4.1万円−5.6万円
所得税・住民税・個人事業税−2.2万円−5.6万円−10.4万円
手取り(月)約21.5万円約31.5万円約40.2万円
手取り(年)約257万円約378万円約482万円
手取りの割合約72%約70%約67%
試算の前提(2026年10月時点)
  • 世帯: 単身・30代(介護保険料なし)
  • 売上: 月30万・45万・60万円の3パターン
  • 経費: 月2万円(内訳は下の表)
  • 申告: 青色申告(65万円控除)
  • 国民年金: 2026年度の保険料(月17,920円)
  • 国民健康保険: 東京23区の料率で概算(自治体によって変わります)
  • 端数: 四捨五入のため、合計が合わないことがあります

月30万円は時給1,500円×200時間で、名古屋の専業配達員の実績に近い水準です。月45万円は時給1,800円×250時間、月60万円はサンバさんの最高月収の水準です。

月30万円の場合でも、国民年金と国民健康保険だけで年に約52万円かかります。

また、会社を辞めた1年目は、住民税と国保が会社員時代の前年の所得で計算されます。売上が少ない時期に高い請求が来るので、納める分は先に取り分けておきましょう。

経費 月2万円の内訳

試算の経費 月2万円は、バイクで月200時間ほど配達した場合の目安です。主な内訳を表にまとめました。

項目月額計算の前提
ガソリン代約8,000円1日約320円×25日
任意保険約4,000円年5万円前後
メンテナンス約4,000円オイル交換・タイヤなど
スマホ代(仕事で使う分)約3,000円月6,000円の半分
配達用品約1,000円バッグ・雨具の買い替え
合計約20,000円
※ガソリン代は1日8時間・80km、燃費40〜50km/L、1L170円の前提です。バイク本体の購入費は含めず、保険料などは自分の金額に置き換えてください。

会社員と専業配達員の違い(社会保険・有給・退職金)

同じ年収360万円でも、手取りは会社員が約8割、専業配達員は約7割です。手取りの差に加えて、保障の手厚さにも大きな違いがあります。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーは個人事業主のため、会社員のような保障はありません。主な違いを比べると、次のとおりです。

項目会社員Uber Eats専業
手取りの目安
(年360万円)
約287万円(約8割)約257万円(約7割)
年金厚生年金(会社が半額負担)国民年金のみ(全額自己負担)
健康保険会社の健康保険(会社が半額負担)国民健康保険(全額自己負担)
病気で休んだとき傷病手当金あり原則なし
有給休暇ありなし(休んだ日は0円)
退職金・失業保険あり(退職金は会社による)なし
仕事の経費会社が負担自分で負担

会社員の手取りは、額面360万円・単身で試算した目安です。専業配達員は収入の差だけでなく、守ってくれる仕組みがない点も理解しておきましょう。

確定申告・開業届・青色申告で手取りを増やす

専業配達員は、開業届を出して青色申告にすると、手取りが年約16万円増えます(売上月30万円の場合)。青色申告なら、最大65万円の特別控除を受けられるためです。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーは個人事業主なので、毎年の確定申告が必要です。65万円の控除を受けるには、複式簿記での記帳とe-Taxでの申告が条件になります。

売上月30万円の条件を白色申告で試算すると、手取りは年約242万円(月約20.2万円)でした。青色申告(65万円控除)との差は、年約16万円です。

確定申告の手順や経費にできるものは、「Uber Eats配達員の確定申告のやり方」で解説しています。

Uber Eats(ウーバーイーツ)を専業にするメリット4つ

Uber Eats(ウーバーイーツ)専業の最大のメリットは、時間と人間関係に縛られずに働けることです。稼ぎやすいタイミングに集中すれば、頑張った分だけ収入を伸ばせる魅力もあります。

Uber Eatsを専業にするメリット
  • 出勤時間・上司・満員電車がない
  • 働いた分だけ収入になり、週払いで受け取れる
  • 土日・雨の日・ピークに集中して時給を上げられる
  • 地域の飲食店に詳しくなり、体も動かせる

出勤時間・上司・満員電車がない

Uber Eats(ウーバーイーツ)の専業なら、いつ始めていつ終えるかをすべて自分で決められます。朝が苦手なら昼から、夜型なら夜だけ走るなど、生活リズムに合わせた働き方が可能です。

決まったシフトもなければ、面倒な上司もいません。人間関係のストレスや満員電車の通勤から解放されるのは、会社員にはない大きな魅力です。

実際に京都の麻栄さんも、「勤務時間が細切れでもできる仕事がしたかった」という理由で配達をスタートしました。現在は夜を中心に、自分のペースで稼働しているそうです。

働いた分だけ収入になり、週払いで受け取れる

Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬は週払いで、働いた分がすぐ口座に入ります。月末の給料日まで待つ必要がないのは、専業として生活するうえで心強いポイントですよね。

また、報酬は配達件数に応じて増えていくため、頑張りがダイレクトに収入へ跳ね返ってきます。年齢や社歴で給料が決まる会社員との、大きな違いと言えます。

土日・雨の日・ピークに集中して時給を上げられる

Uber Eats(ウーバーイーツ)専業なら、注文が多くて稼ぎやすい日時を狙い撃ちして働けます。副業では合わせにくい「平日のランチタイム」や「平日の雨の日」に動けるのも、専業ならではの強みです。

稼ぎやすいタイミングに絞ることで、時給を大きく伸ばしている配達員もいます。

  • 名古屋のサンバさん(2024年):土日祝日の時給が平日より856円アップし、2,038円を記録
  • 京都の麻栄さん(2026年3月):雨の日の夜に時給約2,400円を記録

Uber Eatsには、雨の日に「雨クエスト」という追加報酬が出ることもあります。こうしたクエストの発生に合わせて稼働日を選ぶだけでも、月の収入は大きく変わってきますよ。

地域の飲食店に詳しくなり、体も動かせる

配達で街中を走り回っていると、地域の飲食店や裏道に自然と詳しくなっていきます。麻栄さんも「行ってみたいお店が増えて、食べ歩きが楽しみになった」と話していました。

自転車やバイクでの稼働はほどよい運動にもなるため、デスクワーク中心で運動不足だった人にとっては、健康面でもうれしい変化です。

私自身も三軒茶屋周辺に住んでいて、以前は下北沢方面へ行く機会があまりありませんでした。しかしUber Eatsを始めてからは頻繁に足を運ぶようになり、下北沢のお店に詳しくなれただけでなく、街の新たな魅力にも気づくことができました。

Uber Eats(ウーバーイーツ)を専業にするデメリット5つ

Uber Eats(ウーバーイーツ)専業のデメリットは、おもに「収入の不安定さ」「保障の薄さ」「体力面の負担」の3つです。

ネット上で「専業は厳しい」「本業にすると人生終わり」と言われるのにも、大きな理由があります。

長年デリバリー業界を追ってきた視点から言えば、専業で行き詰まる原因の多くは事前の準備不足です。デメリットを正しく知ったうえで対策できるかどうかで、専業として続けられるかは大きく変わってきます。

あらかじめ知っておきたいUber Eats専業のデメリットは、次の5つです。

Uber Eatsを専業にするデメリット
  • 収入が不安定で、休んだ日は0円になる
  • 社会保険・有給・退職金がなく、保障は自己負担になる
  • 体力の消耗や、天候・事故のリスクがある
  • 稼働は1日12時間までと上限がある
  • ローン審査や転職で不利になることがある

ただし、これらの多くは事前の準備で負担を軽くできます。配達員という仕事の向き不向きについては、「Uber Eats配達員はやめとけと言われる理由」にまとめています。

それでは、それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。

収入が不安定で、休んだ日は0円になる

専業配達員の収入は季節や報酬の改定で毎月変わり、休んだ日は0円です。固定給がないことが、専業の一番の不安材料になります。

実際に名古屋のサンバさんの場合、Uber Eatsの配達件数は2024年1月が470件、2月は414件でした。さらに3月には報酬の計算方法が変更され、1件あたりの単価も下がっています。

京都の麻栄さんも「休むと不安になる」と話していました。体調を崩して休む日が続くと、収入面だけでなく精神的な負担も大きくなります。

ポイント

2026年には、配達員を募集していたフードデリバリー2社が日本でのサービスを終了しました。専業として働くなら、登録先のサービス自体がなくなるリスクも想定しておく必要があります。

社会保険・有給・退職金がなく、保障は自己負担になる

専業になると、年金・健康保険・老後資金の準備をすべて自分で行わなければなりません。会社員のような有給休暇や退職金もありません。

特に国民年金と国民健康保険の保険料は、全額が自己負担です。厚生年金がない分、将来受け取れる年金額が会社員より少なくなる点にも注意が必要です。

個人事業主が使える老後・退職金の備え
  • iDeCo: 自分で積み立てる年金。掛金は全額が所得控除になる
  • 国民年金基金: 国民年金に上乗せする公的な年金
  • 付加年金: 月400円の上乗せで、将来の年金を増やせる
  • 小規模企業共済: 個人事業主向けの退職金の積み立て

体力の消耗や、天候・事故のリスクがある

毎日長時間走り続ける専業は、副業に比べて体への負担や事故のリスクが格段に大きくなります。特に真夏の猛暑や冬の冷たい雨の日は、体力を激しく消耗します。

麻栄さんも雨の日の稼働では、視界の悪さや注文のキャンセルに苦労したそうです。雨の日は稼ぎやすい反面、無理をして事故につながりやすい点には十分注意しなければなりません。

実際に私も、雨の日に自転車で走っていて道路の白線でスリップし、転びそうになった経験があります。

注意点

自転車で配達する場合、2026年4月から反則金制度(青切符)がスタートしました。「ながらスマホ」などの違反行為は反則金の対象になるため、交通ルールの遵守を徹底しましょう。

Uber Eats(ウーバーイーツ)には配達中の事故に対する補償制度があるものの、対象範囲や上限は限られています。万が一のケガに備えて、自分でも保険に入っておくと安心です。

稼働は1日12時間まで(2026年5月から移動時間も算入)

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の運転時間12時間ルール(12時間で自動オフライン、連続6時間の休憩で再開)を示した図

Uber Eats(ウーバーイーツ)では、運転時間が12時間に達すると自動でオフラインになります。その後、連続で6時間以上の休憩を取らなければ、再びオンラインに戻すことはできません。

「長く走ればその分稼げる」と考えがちですが、1日に稼働できる時間には明確な上限があります。専業で収入を伸ばしたいなら、稼働時間をただ延ばすのではなく、時給単価を上げる工夫が欠かせません。

メモ

2026年5月からは、配達中だけでなく、オンライン状態のまま移動している時間も運転時間に含まれるようになりました。自宅から配達エリアへ向かう移動時間なども対象となります。

ローン審査や転職で不利になることがある

個人事業主である専業配達員は、会社員に比べて各種ローンや賃貸住宅の入居審査で不利になりやすい傾向があります。たとえば住宅ローンを申し込む場合、一般的に2〜3年分の確定申告書の提出を求められます。

住宅ローンの借り入れや引っ越しの予定があるなら、会社員として働いているうちに手続きを済ませておくのも有効な方法です。

専業になってからは、毎年の確定申告で所得を正しく申告し続けることが社会的な信用の積み重ねにつながります。

また、将来ふたたび就職や転職を考える場合、配達員としての稼働経験は物流や運送業界の仕事で強みとして生かしやすいです。

Uber Eats専業で安定して稼ぐ4つのコツ

Uber Eats(ウーバーイーツ)専業で安定して稼ぐコツは、「1社×自転車」の働き方を避けることです。前述のデメリットの多くは、次の4つでカバーできます。

出前館・ロケットナウと掛け持ちする

専業なら、Uber Eats(ウーバーイーツ)を軸に複数のサービスを掛け持ちするのが基本です。2社目・3社目の候補は、出前館とRocket Now(ロケットナウ)です。

1社だけだと、注文が少ない時間帯に待機時間が長くなります。複数のアプリをオンラインにしておけば、待ち時間を減らして件数を積めるわけです。

この記事で紹介した専業配達員の2人も、複数のアプリを使い分けています。各サービスの特徴を比べると、次のとおりです(2026年9月時点)。

サービス1件の報酬時給の目安支払い専業での役割
Uber Eats約600円約1,300〜2,000円週払い依頼数が多く、稼働の軸になる
出前館約700〜900円約1,400〜1,900円月2回高単価の案件で上乗せする
ロケットナウ約550〜700円約1,300〜1,800円週払い2社目・3社目の候補
PickGo約600〜1,000円約1,000〜1,500円最短即日昼の空き時間を埋める

各社の登録条件や働き方の違いは、「デリバリーバイトおすすめ4社の比較」でまとめています。

2社目は出前館がおすすめ

なかでも、2社目に特におすすめなのは出前館です。出前館は1件あたりの報酬が高く、Uber Eatsが鳴らない時間帯の穴埋めに向いています。

ロゴを隠せば、Uber Eatsと同じ配達バッグも使えるのがうれしいところ。2社の稼ぎ方の違いは「Uber Eatsと出前館の配達員はどっちが稼げるか」で比べています。

Uber Eats × 出前館で収入アップ&リスク分散!
Uber Eats(ウーバーイーツ)と出前館の配達員の掛け持ち

Uber Eatsと出前館を掛け持ちすることで、仕事の空き時間を減らせて、効率よく安定して稼げるメリットがたくさんあります。

  • 掛け持ちすれば、日給2万円以上も狙える
  • 配達依頼が少ない時間帯もカバーできて安定収入につながる
  • トラブル時のリスク分散にもなる
  • 両方とも登録無料&面接なし(最短1日で稼働)

さらに出前館には、注文者に名前や顔写真が表示されないなどの安心感があり、自転車やバイクなど複数の配達車両を登録して、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができるのも魅力です。

1つのサービスに絞るより、掛け持ちの方が安定収入につながりやすいので、まずは両方登録して、自分に合った稼ぎ方を試してみましょう!

Uber配達パートナーの登録はこちら

出前館の配達員の登録はこちら

3社目にはロケットナウ

ロケットナウは2025年1月に始まったサービスで、2026年8月に46都道府県まで対応エリアを広げました。受け方や報酬の決まり方がUber Eatsに近く、3社目として掛け持ちしやすいです。

現在は配達員の新規登録キャンペーンも実施中です。内容は予告なく変わることがあるので、早めにチェックしておきましょう。

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今、話題のフードデリバリー「Rocket Now(ロケットナウ)」で配達員を大募集!

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条件は、上記の2つのみです。キャンペーンは期間限定ですので、登録はお早めに!

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車両はバイクか軽貨物(黒ナンバー)にする

専業で長く続けるなら、自転車よりバイクか軽貨物がおすすめです。体力の消耗を抑えられ、長距離の案件も受けやすくなります。

配達員272人へのアンケートでは、Uber Eats(ウーバーイーツ)の車両別の稼ぎは次のとおりでした。

車両平均時給1件あたりの平均報酬
バイク1,411円602円
軽自動車1,333円658円
自転車1,320円578円

※2025年1月実施のアンケート。配達員の自己申告による平均値です。

時給はバイクが最も高く、1件あたりの報酬は軽自動車が最も高い結果でした。自転車との時給の差は、100円未満にとどまっています。

それでも私は、専業ならバイクか軽貨物をすすめます。毎日長時間走る専業では、時給の差より体力の差が続けやすさを左右すると見ているからです。

軽自動車は黒ナンバーの取得が必要

麻栄さんが配達に使用するホンダN-VAN(軽貨物)。黒ナンバーで事業用ナンバー
麻栄さんが配達に使う軽貨物(ホンダN-VAN)。黒ナンバーを取得している

軽貨物は、自分も料理も雨に濡れないのが大きな強みです。京都の麻栄さんも、ホンダN-VANで雨の日や夜間に効率よく稼いでいます。

ただし、軽自動車でUber Eatsの配達をするには、黒ナンバー(事業用)の取得が必要です。ガソリン代や維持費もかかるため、経費を引いた実質の時給で考えましょう。

黒ナンバーの取り方は、「Uber Eatsを車(軽自動車)で始める方法」で解説しています。

昼の空き時間はPickGo・スキマバイトで埋める

フードデリバリーの注文が減る14〜17時は、配達以外の仕事で埋めると収入が安定します。1日の時間を有効に使えるうえ、気分転換にもなるので一石二鳥です。

出店側の実情を踏まえると、どの飲食店も昼のピーク後は注文がぐっと落ち込みます。この時間に待機を続けるより、別の仕事に切り替えたほうが効率的です。

Uber Eats(ウーバーイーツ)専業の1日の組み立て例(昼と夜のピークは掛け持ち、14〜17時はPickGoやスキマバイト)を示した図

配送の仕事ならPickGo

【PR】昼の空き時間におすすめなのが、PickGo(ピックゴー)です。書類や小包、コンビニ商品などを運ぶ配送の仕事で、日中にも案件が入りやすいんですよね。

PickGo(ピックゴー)は自転車やバイクでも登録でき、報酬は最短即日で受け取れます。登録はPickGo(ピックゴー)のアプリをダウンロードして、アプリから手続きできます。

配達以外のバイトならタイミー

配達以外のバイトを探すなら、「Timee(タイミー)」も便利です。面接なしで、その日のうちにすぐ働ける短時間バイトが見つかります。

アプリの地図から近所の募集を探して、そのまま応募できる手軽さが魅力。飲食店のキッチンや倉庫作業など職種も幅広いため、配達で疲れた日の気分転換にもぴったりです。

軽貨物ならAmazonフレックスも選択肢

軽貨物を持っているなら、Amazonの荷物を運ぶ「Amazonフレックス」と組み合わせる方法もあります。ただし募集エリアには定員があり、空きがある地域でしか登録できません。

労災保険の特別加入でケガに備える

専業配達員は、労災保険に「特別加入」してケガに備えておくと安心です。個人事業主でも、配達中のケガの治療費や休業中の補償を受けられるようになります。

自転車で配達するフードデリバリー配達員は、2021年9月から特別加入の対象になりました。2024年11月からは、すべてのフリーランスが対象に広がっています。

加入は、特別加入団体を通じて手続きする仕組みです。保険料は、自分で選ぶ給付基礎日額(3,500〜25,000円)によって変わります。

メモ

労災保険は仕事中のケガが対象で、病気は対象外です。病気で働けなくなったときの備えには、民間の就業不能保険(所得補償保険)も検討しましょう。

このセクションのポイント
  • 2〜3社を掛け持ち:Uber Eatsを軸に、出前館・ロケットナウで待ち時間を減らす
  • バイクか軽貨物:時給の差より、体力の差が専業の続けやすさを左右する
  • 14〜17時は別の仕事:PickGoやタイミーで、注文が減る時間を埋める
  • 労災に特別加入:配達中のケガの治療費や、休業中の補償に備える

Uber Eatsを本業にする手順|会社を辞める前に副業で試すのが鉄則

Uber Eats(ウーバーイーツ)を本業にするなら、いきなり会社を辞めないことが鉄則です。まずは副業で1〜3か月の時給を記録し、専業で生活できるかを数字で確かめましょう。

記録した時給で生活費をまかなえると分かってから本業にすれば、失敗のリスクを大きく減らせます。副業で続ける良さは「Uber Eatsを副業でやるメリット」で紹介しています。

本業にするまでの4ステップ

Uber Eats(ウーバーイーツ)を本業にするまでの流れは、「試す→記録する→備える→掛け持ちする」の4ステップです。順番に進めれば、退職後に「思ったより稼げない」と後悔するリスクを減らせます。

休日に1日10時間稼働してみる

まずは休日に、Uber Eatsで1日10時間ほど配達してみます。専業と同じペースで走り、体力的に続けられるかを確かめましょう。

まだ登録していない方は、「Uber Eats配達員の登録方法」を参考にしてください。

1〜3か月の時給を記録する

稼働時間と売上を記録し、自分の平均時給を出します。雨の日や土日だけでなく、平日の時給も必ず含めて計算しましょう。

生活費3〜6か月分を貯める

専業になると、体調不良や閑散期で収入が減る月が必ずあります。最低でも生活費3か月分、できれば6か月分を貯めてから会社を辞めましょう。

他のデリバリーにも登録する

退職前に、出前館やロケットナウにも登録しておきます。専業初日から掛け持ちできる状態にしておくと、収入が安定しやすくなります。

自分の時給と稼働時間から月収を知りたい方は、収入シミュレーターも使ってみてください。エリア・車両・稼働時間を入れるだけで、月収の目安を計算できます。

条件を指定してリアルな月収を診断

会社を辞めたら必要な手続き(国保・年金・開業届)

会社を辞めて専業になったら、健康保険と年金の切り替えを退職日の翌日から14日以内に済ませます。開業届や青色申告の申請も、期限内に出しておきましょう。

手続き期限窓口
国民健康保険への加入退職日の翌日から14日以内市区町村役場
健康保険の任意継続
(国保の代わりに選べる)
退職日の翌日から20日以内加入していた健康保険
国民年金への切り替え退職日の翌日から14日以内市区町村役場
開業届開業から1か月以内税務署
青色申告承認申請書開業から2か月以内税務署

健康保険は、国保に入るか、会社の健康保険を最長2年続ける「任意継続」を選べます。収入や家族構成によっては、任意継続のほうが保険料が安くなることもあります。

任意継続の申請期限は、退職日の翌日から20日以内と短めです。退職前に、国保との保険料を比べておきましょう。

開業届と青色申告承認申請書は、e-Taxを使えば自宅からでも提出できます。

週末だけ、1時間だけでもOK

※決まったシフトはありません。本業や予定に合わせて配達できます。

Uber Eatsの専業・本業に関するよくある質問

Uber Eats(ウーバーイーツ)の専業・本業について、よく寄せられる質問に回答します。「人生終わり」と言われる理由や、家族が専業を考えている場合の考え方もまとめました。

Q
Uber Eatsを本業にすると「人生終わり」って本当ですか?

人生終わりではありません。名古屋のサンバさんのように、専業で月26〜29万円(2024年の実績)を稼いで生活している配達員もいます。

ただし、年金・保険・老後の備えを自分で用意しないと、年齢を重ねるほど厳しくなります。小規模企業共済やiDeCoで備えつつ、次の仕事の選択肢も持っておくと安心です。

Q
一人暮らしならUber Eats専業でも生活できますか?

都市部でバイクか軽貨物を使えるなら、一人暮らしは十分に可能です。貯金も含めて手取り20万円を目指すなら、売上は月28万円ほど必要です。

時給1,500円なら月約185時間、1日8時間で月23日ほどの稼働が目安です。

Q
夫(旦那)がUber Eatsを本業にしたいと言っています。止めるべきですか?

頭ごなしに反対するより、まずは副業で1〜3か月の時給を記録してもらいましょう。その時給で生活費をまかなえるかを、一緒に計算するのがおすすめです。

手取り30万円を配達だけで稼ぐには、時給2,000円でも月約215時間の稼働が必要です。配偶者の収入や他の仕事との組み合わせを前提に、話し合ってみてください。

Q
40代・50代からUber Eats専業を始めても大丈夫ですか?

年齢だけで不利になることはありません。配達員272人へのアンケート(2025年1月実施)でも、約4割が40代以上でした。

京都で専業として稼いでいる麻栄さんも40代です。体への負担を考えると、自転車より軽貨物やバイクで始めるのがおすすめです。

Q
Uber Eats専業で年収500万円は稼げますか?

売上で年500万円は不可能ではありませんが、ハードルは高めです。月に約42万円の売上が必要で、時給2,000円でも月約210時間の稼働になります。

手取りを売上の約7割とすると、手元に残るのは350万円前後です。時給1,800円なら1日10時間・月23日ほどで届きますが、体力面からバイクか軽貨物が前提です。

Q
地方や自転車でもUber Eats専業で生活できますか?

自転車だけの専業は、都心でもかなりハードです。注文が少ない地方では待ち時間も長くなり、さらに厳しくなります。

地方で専業として走る人の収入データは、私もまだ集められていません。目指すなら、バイクか軽貨物で範囲を広げ、出前館などとの掛け持ちを組み合わせましょう。

Q
Uber Eats以外のフードデリバリーでも専業はできますか?

出前館やロケットナウだけで専業をするのは、現状では難しいと考えています。どちらもUber Eatsより依頼が少なく、地域によっては1時間以上鳴らないこともあります。

2026年には、フードデリバリー2社が日本でのサービスを終了しました。専業ならUber Eatsを軸に、複数のサービスを掛け持ちするのが現実的です。

まとめ:Uber Eats専業で生活できるかは「エリア・車両・掛け持ち」次第

Uber Eats(ウーバーイーツ)専業は、条件がそろえば生活できる働き方です。手取りは売上の約7割で、売上が月30万円なら約21.5万円、月45万円なら約31.5万円が残ります。

一方で、収入の波や保障の薄さといったデメリットもあります。エリア・車両・掛け持ちの3条件と、保険や貯金の備えをセットで考えましょう。

最後に、専業に向いている人・向いていない人を整理します。

Uber Eats専業に向いている人
  • 都市部で、バイクか軽貨物を使える
    注文が多く、長時間でも体力が持ちやすい
  • 土日祝・雨の日・夜にも稼働できる
    稼げる日に集中して月収を伸ばせる
  • 売上や確定申告を自分で管理できる
    手取りを把握し、青色申告で税金を抑えられる
  • 生活費3〜6か月分の貯金がある
    収入が落ちた月も慌てずに乗り切れる
Uber Eats専業に向いていない人
  • 毎月決まった収入がないと不安になる
    収入の波が大きなストレスになりやすい
  • 自転車しか使えない
    都心でも、毎日長時間こぎ続けるのは体力的にかなり厳しい
  • 配達だけで家族を養いたい
    手取り30万円には、時給2,000円でも月約215時間が必要
  • 腰やひざなど、体力面に不安がある
    長時間の稼働で体を痛めるリスクが高い

向いていない項目が多い人は、まずは副業として続けるのがおすすめです。自分の時給が分かれば、本業にしてよいかを数字で判断できます。

Uber Eatsの配達は、登録無料で面接もなく始められます。専業にするか迷っている方は、まずは休日に1日配達してみてください。

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執筆・監修者プロフィール
小川 智之
小川 智之
株式会社AMO 代表取締役
2017年運営開始のフードデリバリー専門メディア『おいしいデリバリー』編集長。Uber Eatsなどでの配達経験・累計800回以上の注文経験・デリバリー専門店の運営を通じて、「注文者・配達員・店舗」の3つの視点から情報を発信しています。
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